社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

売っても値がつかないような建物にも固定資産税はかかるか? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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建物はどんなに古くなっても固定資産税がかかる

もうこの家も古いからさ、価値なんてないよ。売っても家には値がつかない。ゼロだね。まれにこんなことを言う人がいます。たしかに、木造住宅で築後数十年経っていればそうかもしれません。ということは、そんな家だから、つまり価値がないから、当然固定資産税はゼロ、になりますよね?

いやいやじつは、建物の固定資産税は何年経っても、けっしてゼロにはならないのです。

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建物には最低限の維持管理がされるはずだ

んっ、建物の固定資産税は、ゼロにならない⁉

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↑↑ こういう考えはよくわかります。会社が持っている建物は、減価償却によって、最終的には帳簿上の価値は1円になりますからね(残念ながらゼロにはならない)。1円のものには税金はかからない(かけられない)はず。

でも、実際は何年経っても、何十年経っても固定資産税はかかります。なぜか? それは、固定資産税の評価はゼロにはならないから。さきほどの1円になるというのは、法人税の世界でのお話です。

ふつう、建物はそこにある限り、建物として使用に耐えられるよう最低限、修繕などの維持管理がされるはず。ゆえに建物の価値はゼロにならない。←固定資産税の世界ではそんな考えの下、最低でも20%の価値は残すことになっているんですね。

したがって、固定資産税は、建物がある限り固定資産税はかかり続けるのです。



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ブログの記事が700になった! の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


今回で、このブログでの記事数が記念すべき(!)700になりました。

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カテゴリーの記事数合計 700

このブログではカテゴリーをつぎのように分けています。

「もろもろ税金のこと編」「エッセイ風に、なんでもあり編」「個人的な税金のハナシ編」「会社にまつわる税金編」「経営に関するエトセトラ編」「会計についていろいろ編」「相続・贈与など資産税編」「高橋会計事務所紹介編」「消費税のこといろいろ編」「高橋会計の本棚から編」「番外編、税理士になるまで物語」「はじめまして」

それぞれのカテゴリーの記事数はわかるので足し算をしてみます。すると、700どころかもっと多くなる。もちろん、それは、ひとつの記事を複数のカテゴリーに入れることがあるから。どのカテゴリーに入れるか迷った末のことです。

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情報は分類しないという選択

情報を分類しようとすると、必ずといっていいほどぶつかるのが「こうもり問題」。情報をどの項目に入れるべきかという問題です。

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 *これが「こうもり問題」だ!

あっちにもこっちにも関係ありそうだぞ。そんなときどうするか。ひとつの解決方法が、このブログでのカテゴリー分類方法です。迷ったときは複数の項目に入れてしまえ。

でも、一般的な情報は、そうはいきません。紙であれデータであれ、コピーしていくつもの場所に保管・保存するのは、日常ではけっこうな手間です。めんどくさい。まず、やらない。

もうひとつの解決方法は、分類をやめてしまうという方法。情報検索についての古典的名著『「超」整理法』で提唱されている方法です。情報は、分類しない。扱った時間軸にしたがって並べる(「こうもり問題」というネーミングは、同著から拝借しました)。

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

*単なる整理法のノウハウ本でありません。さまざまな示唆を与えてくれる。かつ、(ここが重要→)読み物としてもおもしろい。「BOX」という名のコラム欄は特に。


さてさて、700本目の記事を書き終わり、このブログでは慣例(?)に従い、カテゴリー分類をしましょう。「エッセイ風に、なんでもあり編」かな。いや、イラストで源泉所得税のことに触れているので、「個人的な税金のハナシ編」「会社にまつわる税金編」もありか。いやいや、本の紹介もあるので「高橋会計の本棚から編」だって関連が・・・・・



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熟成のすゝめ、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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税理士の仕事にも熟成が関係ある(?)

熟成させたほうがいいものがあります。たとえばワイン。たとえばお肉。いい頃合いまで待つ。あんばいがよくなるまで時間をかける。こんな熟成を経て、いい味を出します。翻って、わたし達税理士。ワインは扱ってません。もちろん、お肉だって。その他にも熟成させなければならないものなんて、扱っていないように思えます。でも、じつは、税理士の扱うものにも熟成させたほうがいいものがある。さてさて、そんな熟成すべきものとはいったい──。

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申告書熟成の効用

税理士の仕事における熟成すべきもの──、それは申告書。

いったん、申告書は完成させます。でも、完成したからといって、すぐには出さない。時間をおきます。←これが熟成。申告書の熟成ですね。すると、熟成期間中に、処理の誤りに気づくことがある。ああ、あれにはこういう処理方法があったぞと思いつくこともある。そんな気づきや思いつきは、なんの前触れもなく唐突にやってきたり、あるいは、研修会で講師の話がヒントになってやってきたり。どちらにしても、これらはまさに熟成期間をおいたことの効用です。

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 *これはダメなパターン。こんなことなきよう。

毎年毎年継続して提出する法人税の申告には、熟成は馴染まないかもしれません。でも、スポット的に引き受ける相続税の申告書には、この熟成が欠かせない。もちろん、熟成のためにはその前の段階の処理を素早くしておく必要があります。申告期限ギリギリの完成じゃ、熟成もなにもありませんからね。

とここまで書いてきて、この熟成、さまざまな場面で活かせるように思えてきました。文章だってそう。書いてもすぐに発表などせずに、ひと晩寝かせる。それによって自分が書いた文章を客観的なものとして見られるようになる。

仕事における熟成の効果、ぜひお試しあれ。



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〇〇専門は〇〇じゃない人を排除するけど、大きな強み、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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〇〇専門は、大きな強み

車に乗っていて、気になる看板をふたつ見かけました。いや、じつは見つけたのは同乗していた妻なんですが。それはともかく・・・、ひとつは「〇〇中学校生専門」の学習塾のもの。もうひとつは「歯周病専門」の歯科医院の看板。どちらもかなり二ッチな分野に攻め込んでいる印象です。

商売をするにあたって、〇〇専門の効用をよく聞きます。〇〇専門にすることによって、〇〇な人が必ず訪れてくれる、というわけです。そういう意味では、〇〇の分野は狭ければ狭いほうがいい。それが大きな強みになります。

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〇〇専門は、〇〇じゃない人を排除する

でも、〇〇専門にすることは勇気がいりますよね。門戸をわざわざ狭くするわけですから。門戸はできるだけ広げておきたいのが人情です。〇〇じゃない人を排除したくない・・・。よしっ、じゃあ、〇〇専門を謳いつつ、別の窓口で、こっそり〇〇じゃない人を受け入れよう! 内緒で〇〇じゃない商品を扱おう! こんな中途半端なことでは、きっとうまくいかない。

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 *これは、専門性を高めているようで、じつは門戸が広い稀有な例(?)。

狭ければ狭いほど、二ッチであればあるほど大きな強みになる〇〇専門。あなたの業界でさらに細分化した〇〇専門はできないか。研究の価値あり、です。



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イグノーベル賞に学ぶ経営学、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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イグノーベル賞、日本人は11年連続で受賞!

2017年のノーベル賞、日本人受賞者はゼロでした。残念。でも、そんな本家に対して、そのパロディ版、お笑いノーベル賞とも称されるイグノーベル賞のほうは、今年も日本人が受賞しています。なんと日本人の受賞は11年連続とのこと。どちらかといえば、真面目でお堅い国民性にしては意外、ですかね?

過去には「股のぞき効果」の発見(!)で日本人が受賞しています。「股のぞき効果」とは、体を前屈して自分の股の間から後ろを見ると、モノが実際よりも小さく見える現象のこと。その発見が何の役に立つのかと聞かれて、受賞者答えて曰く「わかりません」

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 *そりゃそうだ
 
もうひとつ日本人の過去の受賞を紹介。脳をもたない単細胞生物である粘菌を関東地方の地形のミニチュア模型においたところ、実際の鉄道網にそっくりの形状に広がった! 粘菌も鉄道網を設計することが出来る! その大発見に対しては、イグノーベル交通計画賞(!)が贈られました。

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人まねでないユニークな発想を

イグノーベル賞は、「人を笑わせ」たり「考えさせ」たりするといったユニークな研究に対して贈られるもの。先日、ある中堅企業の社長の講演を聞きました。その講演のキーワードは、「人まねはするな」。経営者は、「人を笑わせ」たり「考えさせ」たりする必要はありません。でも、経営には独自の視点が大切。人まねでないユニークな発想を持つことを常に意識していきたいですね!

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*そうそう、バナナの皮が滑りやすいことを科学的に実証した研究も、日本人の過去の受賞のひとつです。



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報酬源泉、「差し支えないから」どっちでもいい(?)、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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報酬の源泉税は、税込み報酬にかかる

税理士さん、社会保険労務士さん、弁護士さん。会社でこれらの人に報酬を支払うときは、源泉税を天引きすることになっています。その額は、報酬額×10.21%。さて、そのときの報酬額は、消費税込みの額でしょうか? それとも、消費税抜き?

正解は、消費税込みです。たとえば、税込み10万8千円の報酬だとしたら、10万円ではなく、10万8千円に10.21%を掛けたものが源泉税になるというわけ。ただし、これは「原則的なやり方」なんですね。請求書などで、本来の報酬額と消費税が明確に区分されているときは、本来の報酬額(いわゆる本体価格)に税率を掛けても差し支えないことになっています。

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「差し支えない」からどっちでもいい(?)

んっ? 差し支えない?

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*売り子「きみきみ、商品を勝手に持ってったら困るよ。商売に差し支えるんでね」
 男「んっ? わたしは一向に差し支えありませんが」
 売り子「えっ?」
 男「えっ?」


「差し支えない」ということは、原則は税込みだけど、税抜きでもかまわない。問題ない。支障ない。こういうことですよね。つまり、これは考えるにどっちでもいいってことかしら。どっちでもいいなんて、税金の決まりとしては、ずいぶんと投げやりだけど。でも、こう解釈して差し支えないですよね? すくなくとも、どちらかが間違いということはない。ということで、

報酬の源泉税=報酬額(税込み、税抜きどっちでもいい)×10.21%

*どっちでもいいと言いつつ、ふつうは税抜きの報酬を基準にします。そのほうが、源泉税はすくなくなりますから(多くてもすくなくても誰も損はしませんが)。もちろん、本来の報酬と消費税が明確に区分されていることが前提です。



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此のブログは、成るべく平仮名で書いて居る、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


このブログについて、気をつけていただきたいこと、気をつけていることがあります。前者は、タイトル左上の日付を気にしてもらいたいこと。後者は、文末に同じ言い回しをつづけないことと、「〇〇なのに」以外の〝が〟のつかい方をしないこと。

関連する記事
blog.takahasikaikei.com


そして、もうひとつは──、

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なるべく、ひらがなで

パソコンで文章を書くと、漢字が多くなります。もちろん、それはソフトが勝手に(?)変換してしまうから。でもそのままだと、文章が漢字だらけになり、印象として堅いものになってしまう。そこでなるべく、ひらがなで。それに、ひらがなが多いとゆっくり読んでもらえるような気がします。それもあってなるべく、ひらがなで。

ただ、ひらがなが多いと、それはそれで読みにくいという面もあるわけでして・・・。そうなると、ゆっくりも何もそもそも読んでもらえないなあ。そのあんばい(塩梅?案配?按配?←このようにどれが正解かわからないときも、ひらがなにする)がむずかしい。

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*無理やり漢字を多用するとこうなる。なんだか明治の文豪が書いたような印象になりますね。
「抑々」⇒そもそも。こう書くなんて知っていましたか?




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