社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

<みんなでお金について考える>マネ会に寄稿ました、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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マネ会に寄稿しました

CyberSS様が運営するメディア、マネ会に寄稿しました。マネ会のテーマは、〝みんなでお金について考える〟。お金についてのさまざまな情報を集めたサイトです。わたしの守備範囲である税金も、当然お金にまつわることでして───寄稿したのは下記の記事です。公開日は、2018年2月1日。ぜひ、覗いてみてください。

hikakujoho.com

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11時に公開、1時前に指摘あり

記事が公開された直後、内容について指摘が・・・。たしかに誤解を与えてしまいかねない表現だったので、すぐに修正しました。それにしても驚いたのは、その指摘の速さ。11時ぴったりに公開されて、1時前には指摘されていました。

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このブログにおなじことを書いても、おそらくスルーされていただろうに。大勢の人が目にするメディアのすごさ(こわさ?)を実感しました。
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免税点を基礎控除はどうちがう? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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基礎控除と免税点は同じようなものなんだね?

基礎控除という言葉は聞いたことありますよね? では、免税点なる言葉は?

いまここに、基礎控除100万円の税金Aと免税点100万円の税金Bがあったとしましょう。税金の対象となる金額は80万円。税金Aは基礎控除以下だから税金はかからない。一方、税金Bはというと・・・こちらも免税点100万円の範囲内だから税金はかからない。

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うむ。ということは、免税点も基礎控除も言葉はちがえど似たようなものなんだね、などと早合点するなかれ。たとえば───、

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基礎控除と免税点は、まったくちがう!

───たとえば、税金の対象となる金額が、80万円ではなく、101万円だとします。このとき、税金Aは基礎控除100万円を引くので、差し引き1万円に対して税金がかかる。一方、税金Bはというと、じつは101万円に税金がかかるんですね。なぜ?

税金Bにあるのは、免税点だから。免税点はその金額までなら税金はかけませんよという意味。差し引くものではないんです。控除は差し引けるけど、免税点は差し引けない。ということで、税金Bは101万円全体に税金がかかる。

理不尽ですかね? オールオアナッシングとかウィナーズテイクオールなんて言葉が思い浮かびます(ちょっと意味がちがうような気がするけど)。たった1円超えただけでも全体に税金がかかる。これが免税点なんです。
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 *たった1円が大きな差に・・・これが免税点

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免税点のある税金は?

免税点のある税金にはどんなものがあるか。有名なところでは消費税がそうです。消費税の免税点は1,000万円。消費税のかかる売上が1,000万円を1円でも超えると、消費税の納税義務がでてきます。

また、あまりなじみのない税金で、償却資産税という税金にも免税点があります。こちらの免税点は150万円未満。つまり、149万9,999円までが免税。150万円から償却資産税がかかるようになっているのです。



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目立たせようとして目立たなくなる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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「車庫前につき、駐車〇〇」

アクリル板に印刷した「車庫前につき、駐車禁止」。こんな看板見かけたことありませんか? 訴えたいのは、駐車しちゃダメということです。そこで、おそらく、目立つようにしたかったんでしょうね。〝禁止〟の文字だけを赤い字にしていることがあります。でも、赤い印刷は経年で消えやすいようで───結果、元は赤い字だった〝禁止〟のところだけが見えなくなっている・・・

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 *よくよく見れば・・・うっすらと見えなくもないけれど。

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記事を書くはどこだ?

はてなブログの管理画面には、「記事を書く」というメニューがあります。他にもいくつかのメニューが並んでいる中で、「記事を書く」だけが背景が水色になっているんですね。これは恐らく「記事を書く」を目立たてようとしたんじゃないかと。でも、ときに「記事を書く」メニューを探して、マウスを右往左往させてしまうことが・・・

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目立たせるのはむずかしい

たとえば、文章の中であなたが伝えたいキーワードがあったとします。それをどうやって伝えましょう? 字を大きくする? でも、上にあるように、目立たてようとして目立たなくなることだってある。じゃあ、逆に文字を極小にしたら───、気になってじっくり見るから伝わりやすい・・・なんてことないか。

う~ん、目立たせるのは、むずかしい。

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*いやいや、やってみたら極小の字は目立つね。税金の還付請求権は5年で消滅します。ということは、逆に、過去の税金は5年以内ものならば、還付請求ができるのです。




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会社をつぶさないためにチェックすべき書類とは? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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健康で長生きは、みんなの望み

健康で長生き。これはおそらく多くの人の望み、憧れですよね。

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 *健康で長生きは、みんなの望み

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会社だって健康で長生きが理想、でも

人の望みは健康で長生きすること。会社だって同じ。健康(⇒業績順調)で長生き(⇒つぶれないこと)が理想です。社長はもちろん、働く社員だってそう思っているはずですよね。

ここにあるデータがあります。東京商工リサーチの調査によると、2016年(平成28年)に倒産した544社のうち、半数以上が「ホニャララ」だった!

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ホニャララに入る言葉はいったい何でしょう? 正解は───、業種ではありませんよ。設立からの年数でもない。なんと、それは〝黒字〟。倒産した544社のうち、半分以上が黒字だったらしいんですね。

意外です。赤字で倒産ならすんなり腑に落ちます。でも、現実には半分以上がそうじゃなかった。健康なのに(黒字なのに)長生きできなかった(倒産してしまった)んですね。

この黒字倒産した会社の中に、どのくらい、ありもしない利益を計上している会社(=粉飾決算の会社)があったか。それはわかりません。でも、そんな不届き千万の会社は別にしても、利益だけ見ての経営は危ういということはいえます。利益だけ見てはダメ? じゃあ他に何を見るの? もちろん、キャッシュです。つまり、通帳の残高。

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会社をつぶさないための法則

会社をつぶさないための、単純にして明確な法則があります。
出ていくキャッシュよりも、入ってくるキャッシュを多くすること 
それができている会社はつぶれない。「経費 売上」でつぶれる会社はあっても、「出ていくよりキャッシュ 入ってくるキャッシュ」でつぶれる会社はないのです。

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もっとBSに気を配ろう!

売上・経費と利益が載っている書類は損益計算書(PL)。一方、キャッシュが載っているのは貸借対照表(BS)です。ということは、会社をつぶさないためには、BSをしっかりチェックすべき。でも、伝統的に(?)社長がまず気にするのはPLのほう。BSはないがしろにされるというか、見向きもされない傾向にある。

もっとBSに気を配ろう!

社長がBSを見ないのには、会計事務所にも責任があります。PLのほうが説明しやすいので、そっちを優先してBSの説明をしっかりしてこなかった。そんなことではいけません。しっかりと、BSの説明もしなくちゃ。

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 *高橋会計事務所では、業績説明のときは、しっかりとBSについてもご説明しております。



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1972年1月21日、史上初めて交際費が1兆円を超えた!らしい の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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1月21日は史上初めて企業の交際費が1兆円を超えた日!

国営ラジオ放送の某情報番組に「今日は何の日」というコーナーがあります。過去の〝今日〟どんな出来事があったのかを紹介するコーナーです。

1月21日の放送によると───1972年(昭和47年)の1月21日、史上初めて企業の交際費が1兆円を超えた!───らしい。

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 *日本企業の交際費が史上初めて1兆円を超えた!

これだと、過去から積み重なられてきた交際費があって、それが1972年1月21日をもって1兆円を超えた。こう聞こえてしまいますね。でも、もちろんそうではない。統計数値として、日本企業の年間交際費が初めて1兆円を超えた。それを国税庁が発表したのが1972年1月21日だったということ。ということは、1月21日という日付自体にあまり意味はないね。

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最新の年間交際費は、およそ年間3.5兆円

うむ。それにしても、おおざっぱにいって、およそ50年前は会社が使う交際費は、年間1兆円程度だったわけね。じゃあ、今はどのくらいなんだろう? 調べてみました。国税庁が毎年「会社標本調査」なるものを公表しているのです。その最新版によると───

年間交際費 3兆5千億円。2015年度(平成27年度)企業標本調査による数字です。

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交際費には限度額あり。多くの中小企業は限度額の範囲内

企業の交際費には、税金上の限度額があります。いまは中小企業の場合、年間800万円。それを超えたら超えた分に税金がかかるという仕組みです。さきほどの調査をもとに計算すると、中小企業の平均年間交際費は、およそ100万円ほど(意外と少ないような気がしますね)。

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*交際費というと、まず飲み食い代をイメージしますよね。でも、もちろん、それだけではありません。贈答や冠婚葬祭などの費用などなど、細かいところを含めると、税金の世界での交際費は世間でのそれよりも少し範囲が広いのです。


つまり、多くの中小企業の交際費は限度額の範囲内、交際費に税金はかかっていないといえます。実際に申告している私の事務所では───交際費が年間に800万円を超えている会社は、やはりゼロ。


1月21日は、史上初めて企業の交際費が1兆円を超えたことよりも、もっと特筆すべきことがあった日です。それは〝ライバルが手を結んだ日〟。ときは幕末、1866年のこの日、敵対していた長州と薩摩が軍事同盟を結んだのです。いわゆる薩長同盟。それが、倒幕から近代国家の樹立へ至る中での大きな出来事だっとことは間違いないはず。そして、今年は明治維新150年。
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*ライバル関係であった薩長の間を取り持ったのが坂本龍馬。そして、坂本龍馬は教科書から消える・・・



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税金を戻してもらうための申告はもうできる! の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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確定申告期間は、2/16~3/15

2018年(平成30年)も早や1か月が過ぎ、間もなく2月。そろそろ所得税の確定申告の時期を迎えます。2月16日の初日には、今日から確定申告が始まりましたとのニュース報道などもあり、それから3月15日までの1か月が確定申告期間です。

医療費控除があるし、ふるさと納税もしたから税金が戻ってくるはずだ。よしっ、2月16日を待って、さっそく申告だ! 早く申告したほうが早く還付されるからね。あ~、早く2月16日にならないかな~。もし、会社員のあなたがこんなことを考えているのなら・・・

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 *所得税の確定申告は、2月16日に始まります

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税金を戻してもらうための申告はもうできる!

会社員は、本来確定申告をしなくてもOKです。年末調整で所得税の精算は済んでいますから。そんな会社員が確定申告をするのは、その多くは税金を戻してもらうため。還付申告といいます。じつは、還付申告は、確定申告期間に関係なく、1月1日からできるんですね。そう、確定申告期間に関係なく。

確定申告期間に関係なく・・・ということは、〆切も3月15日ではありません。2017年分の還付申告の期限は───、なんと2022年の12月31日まで! 還付申告は、その年の翌年1月1日から5年間提出することができるのです。

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 *税金を戻してもらうための申告は、翌年1月1日から5年間が期限



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事業年度論序説~ある事実からのアプローチ~今期とはいつのことだ? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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平成30年1月、平成30年度卒業式の着付け承りますの看板あり

先日、事務所から駅に向かう道すがら、こんな看板を見かけました。曰く。「平成30年度卒業式 着付け承ります」。

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言い忘れていました。いまは、2018年(平成30年)の1月です。

さて、その看板はある美容院のもの。もちろん、意図はわかります。でも、何かがおかしい。その理由は・・・・・年度にあり。

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本来なら、平成29年度と書くべき(?)

卒業式といえば学校。学校といえば、年度は4月に始まり翌年の3月に終わるのが明治以来の決まりです。で、始まりの年をもって、〇年度と称する。ということは、学校は、平成30年3月までは平成29年度なんですね。つまり、看板には「平成29年度卒業式」と書くべきだった! 「平成30年度卒業式」では1年先のことになってしまう! でも、その看板を見て、来年の予約のこととおもう人はいないだろうし、ま、いいか。

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年度の特定は大切

わたしたち会計事務所の仕事では、年度の特定というのは大切です。たとえば、2018年1月に、決算期末が2017年12月の会社の社長と決算の打ち合わせをしたとします。社長が「今期は~~~」と言った。果たして、その「今期」は、いつのことか。打ち合わせをしている決算期つまり2017年12月までの期のことなのか。あるいは、現在進行中の、まさに今の期のことなのか。ここのあたりをはっきりしていないと、会話がチンプンカンプンになってしまう。

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わたしですか? 〇〇年〇月期と言ったり、現在進行中の今期と言ったり、来年の〇月までの期と言ったり。特定できるような言い方を心がけています。

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正解(?)は、第〇期

正解(?)は、「第〇期」という言い方ですかね。これは、まさに特定にふさわしい。しかも簡潔。でも問題は、今期(ほら出た。その今期はいつのことだ?)が第〇期かをお互いにわかっている必要があるということ。社長の中には、自分の会社が第〇期かということを非常に意識しているかたがいる一方、第〇期かどうかに頓着しない社長もいます。

うむ、やはり年度の特定はむずかしい───。



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