社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

家を建てるなら、2019年3月までにホニャララ、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


消費税率10%へのアップは、2019年10月1日の予定。およそ1年半後です。忘れてしまいがちですが、今までに税率アップは2回延期されています。今後どんな展開が待ち受けているかはわかりません。でも、こころ構えとして、今度は予定どおりと考えていたほうがいいですよね。

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家を建てるなら、2019年9月までに(?)

さて、あなたは今、家を建てることを考えている。家は高い。消費税が上がることを思えば、その前に建てたい。2019年10月以降に完成したときは、税率が10%になっちゃうんだからな。あと1年半。それまでになんとしても、それまでになんとしても、それまでになんとしても・・・

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*2019年9月末までに、なんとしても家を建てる!

建物の建築請負については、完成引き渡しのあったときの消費税率が適用されます。つまり、着工が2019年10月より前であっても、完成引き渡しのときが2019年10月以降ならば、消費税率は10%になるというわけ。これが原則。男が焦るのには、こんな理由があるのです。
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家を建てるなら、2019年3月までにホニャララ

焦る気持ちもわかります。でも、焦るとよくない。冷静な判断ができなくなることがあります。

じつは、建築請負については、税率アップ時に経過措置が手当てされる見込みなんですね。経過措置とは、税率アップの半年前までに〝契約〟をしておく。そうすれば、実際に完成して引き渡しがあったのが2019年10月以降でも、8%の税率でOKというもの。先ほどの原則に対する例外ですね。

2019年10月1日の半年前は、2019年3月31日。ということは
■2019年3月31日契約、2019年10月1日引き渡し→消費税8%
■2019年4月1日契約、2019年10月1日引き渡し→消費税10%

ある調査によると、およそ10人に8人がこのような経過措置があることを知らないとのこと。住宅建築を検討中なら、半年前契約の経過措置があることも、ぜひお忘れなく!


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オリンピックでメダリストになる予定のある人(!)やマラソンで日本最高記録を出す予定の人(!)へ。の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


平昌オリンピックが閉幕し、メダリスト達は報奨金を手にすることになりました。男子マラソンでは、久しぶりの日本最高記録を達成した選手に対して1億円贈られることになったようです。どちらも結構なお話。

さて、いまは所得税の確定申告の真っ最中。税金に関心が集まっている時期です。メダリスト達が手にするお金に対する税金はどうなるんでしょうか。

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オリンピックメダリスト報奨金は非課税!

まずはメダリスト達が手にする報奨金。報奨金にもいろいろあるようで、本家JOCからのものとJOCに加盟している各スポーツ団体からのものがあります。これらについては、どちらも税金はかかりません。非課税というわけですね。めでたし、めでたし。

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*んっ? 成績優秀者? ということはメダリストとは限らないじゃん。←とこんな疑問も出てきますが、財務省の告示によって1位から3位までの選手ときまっているのです。

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男子マラソンの1億円は課税!

さて、一方男子マラソンの1億円。こちらは残念ながら税金がかかる模様です。オリンピックメダリストのようにハッキリした非課税規定がありませんから。

選手は1億円を贈る団体に雇用されているわけではないので、ボーナス(イコール賞与イコール給与所得)扱いにはならない。賞金をもらったときと同じように一時所得というものになると思われます。その場合は、1億円から50万円を差し引いて、実際に税金がかかるのは、さらにその残額を1/2した金額。

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*その1億円に税金がかかります。


今後、オリンピックでメダリストになる予定のある人(!)やマラソンで日本最高記録を出す予定の人(!)へ。あなたが手にする報奨金の税務上の取り扱いは上記のとおりです。ご確認よろしくお願いいたします。



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所得税の申告書は一人につき一つ、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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所得税の申告書は一人につき一つ

青色申告する人は、青色申告をする。まあ、当たり前ですね。でも、それとは別に確定申告もする。なんとなくこんな風に理解しているんじゃないかと思われるかたがいます。もちろん、それはちがう。所得税の申告書は一人につき一つ、なんですね。

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*申告書を一つと数えるのはヘンかもしれませんが・・・。でも、1枚というのは正確じゃないし、1種類というもの正しくない。やっぱり、一つという表現になってしまうのです。

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なんといっても、所得税の申告書は一人につき一つ

一人につき一つ。青色申告なるものが独立して存在するのではありません。青色申告=(イコール)確定申告。青色申告をするということは、確定申告をするということ。ですので、青色申告をする人は、青色申告の中に確定申告の材料をすべて入れます。青色申告の対象となる事業や不動産賃貸の所得だけでなく。

給与も、株も、配当も、家を売ったときも、馬券当てたときも、保険金おりたときも、年金も、山林を伐採したときも、すべて。これらの収入があったときは、その全部を一つの確定申告書の中で処理する。なんといっても、申告書は一人につき一つ、ですからね。

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青色申告の青は、青空の青

青色申告は確定申告とは別にする。こんな誤解がなきにしもあらずなのは、青色申告という言葉が有名(?)になりすぎたからかもしれません。

青色申告の青色は、じつは青空の青。むかしむかしの終戦直後、GHQから派遣されたえらい人が「澄みきった青い空のような晴れやかな気持ちで税金の申告をすべきだ」と提言した。それがその名の由来らしい。青色申告が有名になるのはいいけれど、その精神だって忘れないようにしたいですね。

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確定申告期の業務の集中をなくす法、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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確定申告期の業務の集中をなくす法

いまは確定申告時期の真っ最中。その最前線に立つ会計事務所はとても忙しい。そりゃそうです。全国民、もとい、確定申告をしなければならないすべての人がこの1か月にそれをするんですから。集中して、確定申告を手伝う会計事務所が忙しくなるは当たり前です。

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*多忙で仕事以外のことについての判断能力は極端に落ちる(?)。この時期、税理士さんはオレオレ詐欺に引っ掛かり放題ですな。

忙しすぎるのは考えもの。余裕があるときにはしないはずのミスもあるかもしれません。さて、どうにかしてこの集中をなくす方法はあるんでしょうか。

■■ その1 確定申告の期限を延ばす
所得税の確定申告の時期は、2月16日から3月15日までの1か月です。1か月は短い。1か月半にしたらどうだろうか。2月16日~3月31日まで。最後の日が3月末日になって、3月15日よりキリがいいし。

日にちが増えれば集中の度合いも半減するはず。いい案だねといいたいところですが───人間の心理として、期限が近づかなければ力が入らないということがあります。3月末が締めとなったところで、2月はのんびりして、3月になったら準備を始めよう。←これでは、実質1か月。いままでと同じですね。う~ん。3月末まで伸ばしたところで集中の度合いはあまり変わらないかな。

■■ その2 人によって確定申告をする時期を変える
人によって確定申告の時期を変えるというのはどうでしょう? たとえば誕生日から2か月後までに確定申告することにする。これならバラける。集中することによる忙しさからは解放される! 忙しすぎる故のミスはなくなる!

いい案だねといいたいところですが───会計事務所は全国民の、もとい、確定申告をするすべての人の誕生日を管理しなければならなくなってしまう。たしかに業務が集中することは避けられるかもしれません。でも、多くの人の誕生日を管理するのは現実的にムリ。自分で申告する人だって、自分の誕生日に気づかなかった(←年をとるとこういうことがある)人はアウト。期限後申告続出、でしょうね。

ということで、どちらの案も解決には及ばないようです。やはり今の制度の中でがんばるしかないな。



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今回が初。セルフメディケーション税制の反応は? の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


税理士は確定申告の今の時期、各地で催される無料相談会の相談員を担当することがあります。相談会の種類によっては、1日に確定申告のお手伝いをする人の数が十数人におよぶことも。

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今回が初。セルフメディケーション税制の反応は?

セルフメディケーション税制ご存知ですか? 2017年分から始まった新しい制度です。つまり、適用されるのは今回の申告が初。おそらく、国も新しい制度を利用する人がどのくらいいるか気にかかっているはず。で、現場の相談会での反応はというと───

ゼロ、でした。

セルフメディケーション税制の適用を受けようという人はゼロ。それなりの人数の確定申告にお手伝いをしたというのに。たまたま、ですかね。

そうそう、ひとりだけセルフメディケーション税制のパンフレットを手にして、これ何ですか? と聞いてこられたかたがいました。これ何ですか?・・・そもそも知名度もあまりないのかな。

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セルフメディケーション税制はじつは敷居が高い(?)

その人には制度の内容をお話しして、最後に要件を付け加えました。セルフメディケーション税制をうけるためには、健康診断や予防接種をしてその証拠書類を確定申告書に添付しなければならないんですよ。それを聞いた相談者のかた、曰く。───何もそこまでして・・・。

仮にセルフメディケーション税制に伸び悩みがあるとしたら、そのかたのひと言が理由を言い当てている気がします。セルフメディケーション税制はひらたくいえば、ドラッグストアで薬を買ったときの控除。お手軽な控除といった印象です。でも、要件として健康診断をうけたことの証拠が必要。おっと、そこまでしなければうけられない敷居の高いものだったのか。お手軽そうにみえて、じつはそうではないようだ。

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健康診断がセットの理由(わけ)

健康診断などを受けることが前提要件。これはなぜでしょう? まずは健康診断などで自分の身体をチェック。もし体調がわるくなっても、すぐに医療に頼らず市販薬で治してね。これによって増える一方の国民医療費を抑制しよう!←国にはこんな思惑があるんですね。それを税制の面でも支援するのセルフメディケーション税制。

ということで、セルフメディケーション税制と健康診断は切り離せない。お手軽そうなセルフメディケーション税制がじつはそうでないのには、こんな理由があるのです。


───いや、でも、わたしがたまたま出会わなかっただけで、ほかの税理士さんにはセルフメディケーション税制の人が押し寄せてきて、てんやわんや・・・まさかこんなことはなかったとおもいますが。
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西暦か? 元号か? Vol 2 の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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元号か? 西暦か?

本人が思い入れのある記事の評判は大したことない。反対に、思い入れがなく、どうでもいい(?)と思っている記事の評判がよかった。ブログを書いている人には、まれにこんな経験をすることがあるようです。わたしも似たような経験をしました。そのときの記事がこれ ↓↓

blog.takahasikaikei.com

元号を使うか、西暦を使うか。これは日常のちょっとしたストレスです。どちらかはっきりしておかなければ迷うこともあります。たとえば、15年と書いてある場合、それは平成15年なのか。それとも2015年なのか。どちらでもよさそうなときがあるので、読み手は困る。

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平成を昭和と勘違い(?)

〝平成〟28年と書いてあるのを〝昭和〟28年と読み間違えているかたがいました。以前にも同じような間違いを見聞きしたことがあります。たとえば昭和20年代生まれの人にとっては、28年といえば平成28年ではなく、昭和28年のほうが馴染み(?)が深い。で、ついつい昭和と読んでしまう。その気持ちはよくわかります。ン十年経つと、28年といったとき、平成のことなのか、あたらしい元号のことなのか、はたまた西暦のことなのか。こんなことで迷うことがきっとあるはず。

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*男「おいおい、それをいうなら平成だろ? 年代がばれるぞ。さては君、昭和20年代の生まれだな?」

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どちらかに統一するならば・・・

どちらかに統一するならば、基準の変わらない西暦がいいのかもしれません。でも、元号には歴史があり、時代を象徴する役割もある。やめるわけにはいきません。役所は今後も元号表記が基本でしょうし。

冒頭の記事の話に戻って───あまり力こぶを入れずに書いた割に評判がよかったのも、だれにも元号か西暦かで混乱した経験があるからでしょうね。・・・んっ? どのくらい評判がよかったのかだって?

それは、ある尊敬する人から「元号の記事見たよ」と言われた。ただそれだけのことだったのです(ふだんブログの記事にそういうことを言われることがないので、それだけでも十分評判がよかったといえる!)。



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研修会の講師、評価を高めたいならホニャララを順守すべし!の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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研修会の講師、評価を高めたいならホニャララを順守すべし!

税理士という職業柄、たまに研修会の講師をお願いされることがあります。そのとき、これだけはどんなことがあっても守らなければと、自分に課していることがあります。

テクニック的なことではありません。事前準備に関することでもない。もっともっと単純で簡単なことです。わたしが、研修会の講師をするにあたり順守しているのは───〝時間厳守〟

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 *時間厳守といっても、もちろん始まりの時間のことではありませんよ。


以前、研修会を主催する側の人と話をしたときのこと。その人曰く。終わりの時間が長引くと途端にアンケートの評価が落ちるんですよね。←これはよくわかる。時間に余裕がある場合だけではありませんから。その後に用事があったりすると、予定の時間を過ぎて話をしている講師に贈る言葉は「早く終わってよ」

もちろん、伝えたいことがあって時間をオーバーしているんでしょうけど、やっぱり予定どおりに終わるのがいい。いや、早く終わるのもいい。でも、時間がおすのは困る。

ということで、研修会の講師をするとき、評価を高めたいなら〝終わりの時間を厳守すべし!〟



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