社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

私家版「作文教室」の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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娘が修学旅行の作文を書くと言ったので・・・

「原稿用紙ある?」わが家の娘、小学6年生が家でこんなことを言っていました。最近、修学旅行に行ったので、その作文を書くことになったらしい。うむ。なるほど。修学旅行の作文ね。旅行記みたいなものだな。ここはひとつ親としてアドバイスをしておこう。こう思った私は、娘に威厳を示しつつ言いました。

───娘よ。そういった作文は時系列で書いたらダメだぞ。クライマックスから書き始めなさい。いちばんおもしろかったこと、もっとも印象に残ったことから書き始めるんだ。そうすると、読んでもらいやすいから。

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*んっ? 学校の先生は、どんな作文だって読んでくれると思うぞ

なんとなくピンときていないようすの娘。そこで、さらにこう付け加えました。

───たとえばさ、「朝起きました。ごはんを食べました。集合場所に行ってバスに乗りました。となりはホニャララ君で、いびきがひどかったです。」こんな風に時間順に出来事を書いていくなんて、そうだな、まるで小学生の作文だろ?

〇〇(自分の名前)、小学生なんだけど。そういうと娘はドライヤーで髪を乾かし始め、私は所在なげに佇んだあと、そそくさと寝る準備を始めましたとさ。

『旅の手記を、旅立ちから書かずに、おもしろい部分から書けるようになること。それが「読み手の立場に立って書くこと」なのです。』───いますぐ書け、の文章法(堀井憲一郎)より───。

いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)

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ドローンはその使い道で耐用年数が決まる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


ドローン日傘が商用化へ。←ネット上でこんな記事をみかけました。

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*イメージ(柄は必要なかったね。もちろん本物のドローン日傘に柄はありません。念のため)。

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ドローン、30万円以上なら減価償却

最近、ドローンはビジネスのさまざまな場面で利用されています。すぐに思い浮かぶのは空撮での利用。今後は宅配にも利用するような動きもあるようです。そんなドローンの値段はピンキリ。性能によっては数千万円するものもあるらしい。

ドローンを会社の業務で使う場合、その価額が30万円以上ならば、固定資産として減価償却をしなければなりません。購入価額を毎年すこしづつ経費にしていく処理ですね。経費にするのに何年かけるかという年数が法定耐用年数。〝法定〟ですから、使う側の都合で勝手に決めるわけにいきません。ということで、ドローンの法定耐用年数を調べて・・・、んっ?耐用年数を調べ・・・

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ドローンの法定耐用年数は不明・・・

ここで壁に突き当たります。じつは、ドローンの法定耐用年数はハッキリと決まっていないんですね。たとえば、乗用車なら「車両及び運搬具~前掲(特殊なもの)以外のもの~自動車(二輪を除く)~小型車以外のもの~その他のもの」で6年。こう決まっています。でも、ドローンにはこのように辿っていける道筋がない。

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ドローンはその使い道で法定耐用年数を決める

でも実務上は何らかの当てはめをしなければなりません。そこで着目するのが用途。つまりドローンを何に使うかということですね。

たとえば、空撮に使うドローンなら「器具及び備品~光学機器及び写真制作機器~カメラ、映画撮影機、映写機等」で5年。また、宅配に使うドローンなら、また別のルートを辿り、別の耐用年数になるというわけです。

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*そのドローンは何用? これで耐用年数が決まる。

つまり、ドローンだから〇年という決め方ではなく、ホニャララに使うから〇年。こういう決め方になるわけです。実質に着目した、とても税法らしい考え方ですね。



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会社名にフリガナを、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


最近、司法書士さんに会社の登記をお願いしたときのこと。この会社名なんて読みますかのとの質問が。はて? ふつうに読めそうな会社名だが・・・。それに、今まで難読社名の会社であってもそんなこと聞かれたことなかったのに。さては、制度が変わったかな。

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会社登記にフリガナが必要になった

じつは、今年(2018年)3月12日以降は会社関係の登記をする際、会社名に〝フリガナ〟をふらなければならなくなったんですね。そのフリガナは、法人番号(会社版マイナンバー)公表サイトで公表されます。ただし、いわゆる登記簿謄本には記載されないとのこと。

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それは世界最先端のIT国家を創造するため⁉

そのココロは「世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」を実現するためらしい。それは電子政府を目指す国のIT戦略。その計画を実現するための一環として、会社が活動しやすい環境を整えなければならん。そのためには・・・そうだ! 会社名にフリガナ表記をしてそれを公表すればいいじゃん!

こんな趣旨のようです。会社名にフリガナをふれば、会社が活動しやすくなるかよくわからないし、それが〝世界最先端〟のIT国家の創造とどうつながるかもピンときませんが───。でも、なんとなく心意気は伝わってくるような気がしないでもない(←本当かいな)。

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でも、やっぱりキラキラ社名対策か

要するに、読みにくい名前の会社名もみんながちゃんと読めたほうがいいよね。そのほうが、いろいろがスムーズにいくはずだ。と、こういうことなら、やっぱりキラキラ社名対策?



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意外な事実⁉ 廃業した企業の半分はホニャララ、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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意外な事実、廃業企業の半分はホニャララ

会社が廃業する。解散する。このときその会社はどんな状況だと想像しますか。赤字で儲からないから廃業しよう。今後、業績好転の見込みがないから解散だ。つまり、立ち行かなくなったから会社をやめる。こんな状況を想像しませんか?

ところが───、意外な事実をお知らせしましょう。2017年版中小企業白書によると、なんと! 休廃業・解散企業の50.5%は黒字だった! 廃業した会社の半分は、じつは儲かっていた! 素直に考えれば、そういう会社は廃業する必要はないはず、ですよね。

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*一部加工してます。

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理由は後継者難(?)

背景にあるのは、後継者難です。会社の業績は良い。だから続けたいけど社長がずいぶんと年をとってしまった。でも、継いでくれる人がいない。会社も自分も、元気なうちに廃業しておこう。逆説的になりますけど、業績が良いほど会社はたたみやすいという面はありますから。黒字倒産ならぬ「黒字廃業」が多い理由です。

廃業予定の中小企業の3割が「他社に比べて業績が良い」と答えたといいます。これはある民間調査会社の調査結果。

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税理士としてすこしでも役に立ちたい

中小企業の後継者難による廃業に歯止めをかけなくてはなりません。中小企業の廃業は、雇用を失わせ、地域の活気を失わせ、ひいては国の活気をも失わせます(中小企業の廃業で2025年までにGDP22兆円が失われるとの試算あり)。その支援として、税制では10年の期間限定で、株を引継ぐ際の税金の猶予・免除制度ができました。

私たち税理士は、どうしても税金の制度の中で物事をみてしまうところがあります。でも、税金以外の知識をもっと身につけ、もっとも身近な相談相手として、後継者難に悩む中小企業の手助けをしたい!



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「ハンターハンター」の話から雇用拡大税制の話になりました、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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ハンターハンターという漫画が人気らしい

「ハンターハンター」という漫画が人気あるそうですね。先日、わが家でその「ハンターハンター」が話題になったときのこと。

ハンターハンター? 昔の漫画だろ? どろぼうが主人公の。ずいぶん昔の漫画だけど今また流行ってるんだ。

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 *それは怪盗ルパンじゃないと思うんですけど・・・

私がこう言うと、家族そろって、「違~う」という。むむっ? そんなタイトルの怪盗が主人公の漫画があったような気がするけど。

納得いかない私がぶつぶついっていると、妻が解説してくれました。───あなたが思い浮かべている漫画はおそらく「シティハンター」。確かに昔あった。でも、「シティハンター」はどろぼう漫画じゃない。どろぼうの漫画は「シティハンター」と同じ作者が描いた「キャッツアイ」という漫画───。

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私の頭の中ではちゃんと論理的につながっていた!

つまり、私の頭の中で瞬時にこういう思考が廻ったわけですね。

(スタート⇒)ハンターハンター➡名前が似てる➡シティハンター➡作者が同じ➡キャッツアイ➡キャッツアイはどろぼう漫画 ∴ハンターハンター=どろぼう漫画

当たらずといえども遠からず。まあいい線いってますかね。論理的な破綻はないじゃないか! こう思うんですが、いかがでしょう?


と、ここまで書いたところ、ある社長がこんなことを言っていたのを思い出しました。
社長:今もうないんだっけ? 人を増やすと法人税で控除がある制度。なんていったけな。・・・そうだ! 所得推進税制! 今ないの?
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───その社長が思い浮かべているのは、おそらく「雇用促進税制」という制度。今でも確かにある。でも、適用地域がかなり限定されていて、都市圏の会社は使えない。それに、所得推進税制なる制度はない。それを言うなら所得拡大促進税制───。
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税務署からの申告書がいちばん後にくる、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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税務署からの申告書がいちばん後にくる

会社は、決算日から2か月以内に確定申告をしなければなりません。申告をする先は、税務署、都道府県そして市町村です。で、決算日から1か月くらいすると、ちゃんと申告してねということで、申告書の用紙が送られてきます。もちろん、3か所から、です。そのころの、会社と会計事務所の間のおなじみの会話がこちら。

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そう、申告書が送られて来る順番は、都道府県、市町村(このふたつはだいたい同じころ送られてくる)、最後に税務署、なんですね。

税務署にしてみれば、満を持して(?)最後に送ってくるということなのかな。でも、足並み揃えて同じころに送ってくれればいいのに。同じころに送られてくれば、3か所に申告するんだということが意識できる! 送られてきた申告書どこいった?なんてこともなくなる!

どうでしょう? 申告書送付時期の統一というのは? いちど協議してもらえませんかね、税務署と都道府県と市町村のえらい人。



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3%とその3倍の9%と覚えよう!の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


覚えたはずなのに。何度も覚えたはずのに。でも忘れてしまう。そんなことってありませんか?

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延滞税の割合が覚えられない

わたしにとってのそれは、延滞税の割合。頻繁に接するものでもなく、また実際に会計事務所が延滞税の計算をすることもない。そんな理由もあって、なかなか覚えられないんですね。

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原則は覚えているけれど・・・

税金は、決まった日(=納期限)までに納付しなければ延滞税がかかります。納期限の翌日から、実際に納付した日までの日数に応じた利息ですね。この延滞税の割合、たまにお客さんに聞かれることがあるけれど、出てこない。覚えたはずなのに・・・。

いや、じつは延滞税の割合ですぐ出てくる数値はあります。それは年7.3%と、そのちょうど倍の年14.6%(今の低金利の時代にしてはずいぶんと高いですよね。まあ、それはさておき)、前者が納期限から2か月までの間のもので、後者はそれ以後の期間にかかる割合です。これはスラスラでてきます。なら、いいじゃない? そう思いますかね。でもよくない。

じつは、その数値は〝原則〟なんですね。原則には例外があるとの原則のもと、この原則も例外があります。今は例外のほうの割合が適用されます。それがこちら。

■納期限の翌日から2か月間⇒年2.6%
■その後の期間⇒年8.9%

一般的な金利の水準からすると、まだまだ高い。でも、原則と比べると、多少なりとも今の水準に歩み寄ったような気がします。で、やっかいなのが、その割合が原則として、毎年変わること。それも覚えられない原因のひとつにもなっているわけで。

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年3%とその3倍の年9%と覚えよう!

まあ、でも、聞いてくるお客さんからすれば、だいたいの感触をつかみたいだけのことが多いはずです。小数点以下の数値にこだわる必要はありません。ということで、延滞税の割合は年3%とその3倍の年9%。こう覚えよう! これなら忘れない⁉
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