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<敏腕コンサルタントの教えてくれたこと>ばあさんとふたりの会社の本店を、節税のためにケイマン諸島に移したらこうなった、の巻

町田市の税理士 高橋浩之です。


ばあさんとふたりの会社の本店を、節税のためにケイマン諸島に移したらこうなった


むかし、むかし、ある里におじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに。
おばあさんは川へ洗濯に。

ふたり仲良く、悠々自適に暮らしていました。

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*おじいさんとおばあさんは、悠々自適に暮らしていました。


おじいさんの刈った芝は、町に行くと売ることができました。
そこで、ふたりは会社をつくり、毎年、決算と申告をしていました。



ある日のこと。
おじいさんとおばあさんの住む里に、旅行中のアメリカの敏腕コンサルタントが立ち寄りました。

ふたりが会社を持っていることを知ると、敏腕コンサルタントは興味深々で聞いてきました。
「儲かるかい?」
「細々とな」
「税金はどのくらい払っているんだい?」
「税率の表なら持っとるよ」
おじいさんは、敏腕コンサルタントに税率の表を見せました。
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*おじいさんが敏腕コンサルタントに見せた表

「どれどれ、・・・な、なんだって!?」
敏腕コンサルタントは、信じられないといった様子で、
「そんな高い税率とは! クレイジーだ! そんなに税金払うなんて。オー、マイガッ」
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頭をかかえていた敏腕コンサルタントは、それでも気を取り直して、
「よし、いいことを教えよう。節税の方法だ。タックスヘイブンを使うんだ。税率の低い国、そうだな。ケイマン諸島だ! 本店をケイマン諸島に移す。そこに利益を集中させるんだ」
「実効税率はひとケタ台まで落ちる。税金を極限まで減らすことができるぞ」
「もちろん、脱税じゃない。チェック・ザ・ボックス規則の活用だ!」


おじいさんは当然の疑問をぶつけます。
「ケイマン諸島って、いったいどこかの?」
「ばあさんとふたりの会社の本店をケイマン諸島に移す? たいそうなことをするんじゃな。で、節税でお金を貯めたら、それからどうするんじゃ?」


「そうだな」
しばらく考えてから、敏腕コンサルタントは、自信に満ち満ちた表情でこう言いましたとさ。
「お金を貯めたら、どこか静かな里に移り住んで、山へ芝刈りに行ったり、川へ洗濯に行ったりして、ふたり仲良く、悠々自適に暮らすことだって、できるじゃないか」


この寓話で伝えたかったこと

中小企業の法人税などの負担率は、本文中の表のとおり


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