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社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

三菱東京UFJ銀行は、目のつけどころが〇〇〇〇(?)、の巻

会計についていろいろ編

町田市の税理士 高橋浩之 です。


三菱東京UFJ銀行は、目のつけどころが〇〇〇〇(?)、の巻

三菱東京UFJ銀行がシャープ向けの貸倒引当金を大幅に積み増した、との報道がありました。

貸倒引当金は、貸しているおカネがもらえなくなったときに備えるおカネ。それを積み増した、ということなので・・・

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 ↑↑こんなことをイメージしませんか。

でも、実際にこのようにおカネを積み立てることはありません。

では、積み増すとはいったい?

すべては帳簿上の処理です。
貸しているおカネが100あるとしたら、どのくらいもらえなくなるかを想定します。それがたとえば2%くらいだとしたら、2(100×2%)をあらかじめ、もらえなくなる損失として貸してあるおカネから控除します。帳簿上だけで。これが貸倒引当金。
三菱東京UFJ銀行はシャープの経営状態をみて、その2%を30%に引き上げた、というのが今回の報道の内容です。

実際にその分のおカネを、積み立てという形で用意したんではないんですね。


では、もし予想どおり(?)30もらえなくなったら・・・
そのときは、もらえなくなった30を損失にしなければなりません。しなければなりませんけれど、すでにそれは貸倒引当金として計上済み。ということで今回あらためての損失はゼロ。これも貸倒引当金のお蔭だね。
これが貸倒引当金のからくりなんですね。


相手がシャープだけに、三菱東京UFJ銀行の目のつけどころはシャープでしょ、ということで。

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