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社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

価値1円の車の話、の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


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決算書に1円の車(?)

会社の決算書を見ていると、まれに「車両・運搬具 1円」なんていう表示に出くわします。1円! 決算書に1円なんてわざわざ載せなくていいような気がしますよね。1円の車なんてあるんでしょうか?


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現物があれば載せないわけにいかない。そこで1円に。

ご存知、減価償却とは、車や機械などをきまった年数をかけて経費にしていく制度です。

たとえば、普通乗用車。これを経費にするための時間は6年です。経費にした分は、買った値段から、順次差し引いていきます。この差し引いたあとの残りの価格が決算書(=帳簿)に載る価格で、これを簿価といいます。

すこしややこしい計算がありますが、普通乗用車の場合、6年目に簿価が1円になる仕組みになっています。1円残すなんて中途半端なことはしないで、ゼロにしちゃえばいいのに・・・。なぜ1円残す? それは、決算書に載せるため。ゼロ円だと決算書に載りません。でも、現物はあるんだから載せないわけにいかない。そこで、日本の最低の貨幣価値である1円を残す決まりになっているんですね。
 
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どんな高級車だって6年後には1円に

普通乗用車を経費するための時間6年は、価格に関係ありません。150万円の車も、2000万円の車も同じ6年で経費にして、6年後に簿価1円になります。

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 *こんな超高級車だって、6年経てばなんと1円!

どんな車だって、6年後にはみな1円だ!でも、簿価は同じ1円だけど、どっち欲しい?と聞かれればやっぱり選ぶのは・・・

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