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社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

退職金は税金の世界では優遇されている、の巻

個人的な税金のハナシ編

町田市の税理士 高橋浩之 です。


ある社長がこんなことを口にしていました。「退職金って税制で優遇されているんでしょ? おれも早くやめて退職金もらいたいなぁ」退職金が優遇されているのというのはたしかによく聞きます。どこがどう優遇されているんでしょうか?

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 *「退職金は優遇されているっていうし、おれも早くやめて退職金もらいたいなぁ

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<優遇その1>控除枠が大きい

退職金には、退職金特有の控除枠があります。1年あたりいくら、ということで勤続年数によってきまってきます。その特徴は上限がないこと。控除枠は青天井なんですね。勤続年数が増えるごとに制限なく控除枠も増えていく仕組みになっています。

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<優遇その2>半分は非課税

もらった退職金から上にある控除枠を差し引いたあとの、さらに1/2が退職所得として税金の対象になります。つまり、退職金は半分が非課税というわけ。

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<優遇その3>税金は別枠で計算する

ふつう、税金は、いろいろな所得があればそれらをすべて合算して計算します。合算すると当然その人の所得はふくらみ、それに応じて税率もだんだんと上がっていきます。これが原則。累進課税という制度ですね。ところが退職金はその枠外で計算します。合算しません。累進課税の枠外で、一律の税率で税金を計算するんですね。つまり、退職金はどんなに多くても税率は上がっていかない。いくらでも一定、というわけ。

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どうですか? やはり退職金は税金の世界では優遇されていますね。退職金は大切な老後の生活資金。それを考慮してこのような制度になっているのです。

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