社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

利益が出た利益が出たというけど、どこに出た? ① の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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BSは2期比較してみることによって、真価を発揮する!

貸借対照表(以下BSといいます)から当期の利益を知るには、2期分のBSを用意する必要があります。
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でも、損益計算書を見れば、2期分のBSを引っ張り出さなくても当期の利益は一目瞭然。わざわざ当期利益を知るためだけに2期分のBSを用意するなんて、面倒くさい。そう思いますか? そう思いますよね。でも、じつはBSの2期比較にはメリットがあります。そのメリットとは、当期の利益が〝どこに出たか〟がわかること。

BSは単年度で見るよりも、2年度分を比べてみることにより、その真価を発揮する!

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利益が出たというけど、どこに出た?

よくある社長の疑問。利益が出た利益が出たというけど、ピンとこない。いったいその利益とやらはどこにあるんだい? そんな疑問に2期比較のBSは答えてくれます。たとえば───、

●利益はどこに出た?
(その1)預金に出た
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繰越利益剰余金が前期に比べて200増えています(赤の矢印)。ということは、当期の利益は200。これに応ずるかのように、預金も200増えている(緑の矢印)。つまり、利益分キッチリとキャッシュが増えた。利益が預金に出たといえます。利益が実感できるケースです。理想的なパターンですね。

(その2)売掛金に出た
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こんども当期の利益は200(赤の矢印)。でもキャッシュは増えてない(緑の点線)。おかしい。利益が出たはずなのに。と、よくみると売掛金が200増えていました(緑の矢印)。原因はこれだ! 売り上げが立ったのに、入金がない! つまり、利益が売掛金に出たケースですね。

これじゃあキャッシュが増えないのは当たり前。利益は実感できません。それにこのケース、時の経過とともに入金されればいいけれど、もし貸し倒れになったりしたら・・・。


その他、利益はいろいろなところに出ます。以下は(その3)としてつぎの記事で──


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