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利益が出た利益が出たというけど、どこに出た? ② の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


貸借対照表(以下BSといいます)は、2期分を並べると、当期の利益がわかり、しかも、その利益がどこに出たかもわかります。

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利益が出たというけど、どこに出た?

社長の疑問。利益が出た利益が出たというけど、キャッシュは増えていない。出たはずの利益はいったいどうなったんだい? そんな疑問に2期比較のBSは答えてくれます。前回の記事からのつづきです───、

●利益はどこに出た?
(その3)設備投資に出た
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前期に比べて、繰越利益剰余金が200増えています(赤の矢印)。ということは当期の利益は200。でも、キャッシュはそのまま(緑の点線)。何か増えたものはないかな? とみてみると──、機械が200増えていました(緑の矢印)。
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ということで、このケース、利益は設備投資(機械)に出たといえます。

(その4)借入金に出た
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こんども利益は200(赤の矢印)。これまたキャッシュに増減なし。今までのパターンからいって何か増えたものがあるはずだ。売掛金かな。機械かな。それとも在庫? 残念ながら左側の資産には増えたものはありません。おかしいなと思ってみてみると、右側負債の借入金が200増えて、もとい、減っていました(ピンクの矢印)。

利益が資産の増加にならず、負債の減少になった。利益が借入金に出たといえますね。このケースでは利益を実感することはむずかしい。

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ぜひ、BSの2期比較にチャレンジを!

前回の記事と合わせ、みたのは4つのパターン。このように利益はいろいろなところに顔を出します。顔を出すところによって、利益が実感できたり、できなかったり。もちろん、あなたの会社では(つまり実務では)、こんな単純なことはありません。でも、利益がどうなったのか、大まかな傾向をつかめることはできます。

すこし面倒くさいですけど・・・、ぜひBSの2期比較にチャレンジしてみてはいかがでしょう。



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