社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

手に入った遺産が同じでも、税金が同じとは限らない、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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思わぬ遺産で人生大逆転、と思いきや・・・

ドラマや小説で、遠い親戚から思わぬ遺産が入ってきて人生大逆転・・・なんて展開がありますよね。都合よすぎるんじゃない? そう思いますけど、もし、そうなったらそうなったで確実なことがあります。それは、遺産には相続税がかかるということ。急に現実に引き戻されたような気がしますね。そう、遺産には相続税がかかるのです。

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*思わぬ遺産で人生大逆転、と思いきや・・・

数年前に大改正があって、相続税もだいぶ身近な(?)税金になってきました。一部の富裕層だけが心配するものではなくなってきたんですね。

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取得した遺産が同じなら、相続税も同じだよね?

ここにふたりの登場人物がいます。ふたりとも最近、1,000万円遺産を取得しました。わすれてはいけません。遺産には相続税がかかるんでしたね。当然、納付する相続税は───同じですよね? そりゃそうだ。取得したのは1,000万円で変わりないんだから、税金だって一緒のはず。そうでなきゃおかしい・・・

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じつは同じとは限らない

でも、ちがいます。というか同じとは限らない。なぜかというと ”おそらく” 遺産全体の金額がちがうから。相続税は遺産全体に対する税金をいったん計算して、そのうち各人が負担する分を、取得した割合に応じて割り振ることになっているんですね。ですから、遺産1億円の中から取得する1,000万円と、遺産5億円の中から取得する1,000万円では税負担がちがってくるというわけ。

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*高いのはA氏。遺産が大きいほど全体に適用される税率が高くなるので、結果として割り振られる税金も高くなるというわけです。

なんとなく腑に落ちませんかね? 取得した遺産が同じで、税金が違うというのは。

1,000万円遺産を取得したなら、だれでも同じ相続税に。じつは、こうなるように相続税の計算方法を変えようという動きがありました。過去形なのは、最近は議論がちょっと下火だから。でも、相続税が身近になったことだし、今後、また計算方法を変えようという動きが出てくるかもしれませんね。



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