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明日から複数税率。かつて日本にも複数税率の時代があった、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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かつて日本にも複数税率の時代があった⁉

明日(2019年10月1日)から消費税率が10%になります。経過的に残る8%取引を除けば、今日が8%最後の日・・・ではなく、ご承知のとおり、8%は食品・新聞に対する税率として残ります。

そうだ。軽減税率だ。いよいよ日本も、史上初の複数税率の時代に突入かぁ。と、こう思いきや───じつはかつても複数税率の時代があったんですね。それは、消費税導入当初、1989年(平成元年)から数年間のお話です。

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消費税は3%でスタートしたんじゃ。当時は贅沢品にかかる物品税なる税金があっての。車にはとくに高い物品税がかかっておった。車は贅沢品という古い考えに引きずられていたんじゃろ。

ところが、物品税は、消費税ができたことで廃止されてもうた。車の税金は高率の物品税から、一気に3%の消費税へ移行というわけじゃ。しかし、その差があまりにも激しかった。落差がありすぎた。での、調整のために新車の消費税は6%にしたんじゃ。

3%と6%。かつて複数税率の時代があった!

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今回は、むかしの複数税率とは様相が異なる

でも、今回の軽減税率とかつての複数税率はあきらかに様相が異なります。今回の軽減税率には、線引きがあいまいなところがある(食品と外食の区別など)。新車と違って、食品は頻繁に会社の取引に登場します。つまり、会社は日常的に税率を区分して経理処理をするという手間を伴うんですね。

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単なる税率アップにとどまらない今回の改正。10月以降いろいろな混乱、トラブルが予想されます。それはどうしようもない。複数税率は "実質的に" 私たちが初めて経験することですから。


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