社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

決算賞与は “特別” か、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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想定外の費用は、特別損失

いつもはそんなことないんだけど、想定外のホニャララなことで費用が発生した。

そんな想定外のホニャララな費用は、決算書の、それに見合った場所に載せることになっています。その場所は、損益計算書の “特別損失” なるところ。

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想定外だから特別なところに載せるというわけです。そうすることによって、常日頃発生する費用(販売費一般管理費)と想定外の費用を区別し、会社の本来の実力──経常利益──を表すことができるのです。

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決算賞与は、想定外⁉

あなたの会社、今期は好決算が見込まれます。利益はたっぷり。よし、この利益は決算賞与として社員に還元しよう。あなたはこう決意した。みんなのがんばりで当初のもくろみより利益が出たんだからな。大盤振る舞いもいいだろう。

さて、その決算賞与をどこに載せましょう? ふつうであれば販売費一般管理費ですよね。でも、じつは、特別損失とすべしという考え方もあるのです。つまり、想定外の費用として扱えよ、と。あるセミナーで聞きました。

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決算賞与を出すのは、見込んでいたよりも多くの利益が出たからです。その意味ではまさに想定外。ゆえに、特別損失とするのがふさわしい。それに、仮に販売費一般管理費に載せると───業績がいいから出した決算賞与によって経常利益が小さくなってしまう。業績がいいのに会社本来の実力が過少評価されるわけで、これはおかしい。

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決算賞与は特別損失。あまり聞かない処理かもしれないけれど、検討の余地は十分にありです。
*ちなみに、税務署はどこに載せようとそんなことに頓着しないはず。なぜなら、販売費一般管理費でも特別損失でも、最終利益は同じ。したがって、税額に影響しませんから。



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