社長の為のじょりじょりわかる!税理士ブログ

ややこしいことを、ややこしくなく

あたらしいグループ通算制度には、唯一やめられる時がある! の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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連結納税は、グループ通算制度へ

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法人税の世界に連結納税なる制度があります。100%親子関係にある複数の法人から成るグループを、あたかも一つの法人であるかのように捉えて、グループ全体で法人税の計算をする。こんな制度です。その連結納税に対する声は───

いわく。面倒。いわく。煩雑。いわく。複雑怪奇。要するに、評判が悪い。

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そんな連結納税が、変わります。名前も「グループ通算制度」となり、新しい制度に。新しい制度におけるキーワードは事務負担の軽減です。連結納税での評判の悪さ──面倒・煩雑・複雑怪奇──が取り除かれます。つまり、グループ通算制度は事務負担の軽減を目指す。

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グループ通算制度にはやめられるタイミングがある!

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グループ通算制度になるのは、2年後(2022年度から)です。だいぶ間がありますね。まだのんびりしていても大丈夫? いえいえ、じつは検討すべきことが一つあります。それは、グループ通算制度をつづけるかどうか、ということ。

今よりよくなるとはいえ、グループ通算制度は、ふつうの制度(グループ内の個々の会社がそれぞれ勝手に税金計算する制度)に比べて、その事務負担は大きい。なので、本音をいえばやめたい。ふつうの制度に戻りたい。こう思っても簡単にやめさせてくれないのが今の制度。ところが───、

今、連結納税を採用しているグループは、なにもしなければそのままグループ通算制度に移行します。でも、移行する2年後のタイミングでのみ、グループ通算制度をやめることができるんですね。

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これからも未来永劫この事務負担が大きいグループ通算制度と付き合っていく気持ちになれない。こんなグループ会社はぜひ、継続についてのご検討を。もちろん、検討の際のもう一つの材料は、グループ通算制度の節税効果(*)であることはいうまでもありませんね。

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*これができるのは、グループ通算制度に移行するタイミングのみ

(*)
グループ内のある会社の赤字をグループ全体の利益と通算して、全体としての税金を減らす。この節税効果が、グループ通算制度の唯一にして最大のメリット。




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