2014年4月の消費増税をにらみ、マンション駆け込み需要、前年比77%増だとか。
町田市の税理士 高橋浩之 です。
土地と建物は、ともに不動産といいます。
同じ不動産でも、両者にはつぎのような違いがあります。
◆◆◆◆違い①
土地⇒古くならない(価値は減らない)
建物⇒古くなる(価値は減る)
*ふる-い【古い】
時間の経過により品質が低下するさま
用例:「そのギャグは、もうーよ」
◆◆◆◆違い②
土地⇒動かせない
建物⇒がんばれば動かせる
*建物は、がんばれば動かせる
◆◆◆◆違い③
土地⇒なくならない
建物⇒なくなることもある
*建物は、なくなることもある
■税金での取り扱いはこう違う
土地と建物の上記のような違いを知れば、税金での取り扱いも、つぎのように異なっていても納得ですよね。
<減価償却>
建物⇒する
土地⇒しない
なぜなら、土地は古くならないから(減価しないから)
<消費税>
建物⇒かかる
土地⇒かからない
なぜなら、土地はなくならないから(消費されないから)
■代金を区分する必要がある
取り扱いが異なるので、土地と建物を一括して購入したとき(たとえばマンションを購入したとき)は、その代金を土地と建物に区分する必要がありますね!