町田市の税理士 高橋浩之 です。
あなたは、個人の自営業者です。
さて、この質問に、あなたなら、なんと答えますか?
年収っていうんだから、年間の収入で間違いないよな。
おれは、個人の自営業だ。青色申告をしている事業者だ。
仕事の収入っていうことで、年間の売上を言えばいいのかな。
ちがう、ちがう。
このおっさんの聞いてるのは、きっと、サラリーマンの年収に相当する金額だ。
売上を言っちゃいけないんだ。
・・・必要経費を引いた残りの金額を言おう。
でも、それは収入じゃなくて、所得だぞ。
収入と所得は違うんだ。
くー、おれはどうすればいいんだ。
えーい。おっさん、ややこしいこと聞きやがって。
■収入と所得は、ちがう
収入と所得は、ちがいます。
でも、ふだんの会話の中では、その両者の違いを意識して使い分ける、なんてないですよね。
なんとなくのイメージで、使ってしまう。
収入と所得がごっちゃになっていることが多いような気もします。
だから、上のようなことが起こるわけで・・・
正しくは・・・
<収 入>
●必要経費などを差し引く前の総収入金額のこと
自営業者⇒売上高
サラリーマン⇒給料の額面金額
<所 得>
●必要経費などを差し引いたのこりのこと
自営業者⇒必要経費を差し引く
サラリーマン⇒給与所得控除を差し引く
収入=必要経費などを引く前
所得=必要経費などを引いた後
で、結局彼↓は、なんとこたえればいいの?
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