町田市の税理士 高橋浩之 です。
じょりブロ都市伝説~伝説のスラッガー~ かつて、我が国のプロ野球界に、伝説のスラッガーがいた。 彼は、3度三冠王を獲得し、45歳まで現役を張った。 そのスラッガーは「オレ流」を貫きとおし、球史に名を残した。 その彼が残した名言がある。 「年俸が9千万でも1億でも、手取りはそんなに変わらない。増えた分はほとんど税金だから」 ![]() 新たな伝説が生まれた瞬間である。 その伝説とは、すなわち、 『収入が増えると税率が上がるので、手取りはそんなに増えん』伝説 |
■金額が増えると税率が上がっていく、は常識(?)
税金は、対象となる金額が増えると、税率が上がっていく。
これは、伝説じゃなくて、〝常識〟ですかね?
よく、累進税率、なんて言いますからね。
■金額が増えても税率が上がらない税金もある
実は、金額が増えても税率が上がっていかない税金もあるんですね。
個人が納める税金には、大きく所得税と住民税があります。
この両者、税金がかかる金額は、ほぼ同じです。
ところが・・・
所得税は、金額が増えると税率もいっしょに上がっていきます。
それに対して住民税の税率は、一律10%なのです。
税金がかかる金額が100万円の人も、10億円の人も、同じ10%の税率。
住民税に、金額に応じた税率の差はないのです。
●住民税は、金額に関係なく一定税率
<伝説のスラッガーのいま>
*住民税の税率が、金額にかかわらず一定になったのは、平成19年度から。
伝説のスラッガーが現役バリバリのころは、住民税の税率も所得に応じて上がっていました。
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