町田市の税理士 高橋浩之 です。
Q.
平成26年6月26日のブログに載っていた詩(?)の最後に「長期平準定期保険」ってあります。
「長期平準定期保険」とは何でしょうか?
*平成26年6月26日のブログに載っていた詩
A.
支払った保険料の1/2をいまの経費に、
のこりの1/2は将来、経費にする定期保険のことです。
(解説)
定期保険とは、期間のきまった保険のことをいいます。
きまった期間に死ななければ、保険金は一円もおりません。
つまり、定期保険というのは〝掛け捨て〟 なんですね。
掛け捨てなので(満期で受け取れる保険金がないので)、会社で支払った保険料は、すべて経費でおとせます。
以上は、原則。
では、期間の長~~い保険のことを考えてみましょう。
死亡のリスクは、歳をとるにつれて高まります。
とすると、支払う保険料もリスクに応じて年々上がっていいはずです。
ところが実際は、一定。
支払う保険料は、いまも将来も変わりはありません。
ということは、
いま支払う保険料には、将来の保険料も含まれているといえるんですね。
*この保険料には、将来のものも含まれている!
すると、
将来の保険料まで、いま経費にするのはおかしい、となります。
そこで、
ひとまず、いまの分だけ経費にしてね。
将来の分はまたあとで。
でも、いまの分ををちゃんと計算しようとするとややこしくなるから、
ひとまずまぁ、1/2がいまの分ということで。
期間が長~~くて、支払った保険料には将来の分も含まれている。
だから、半分しか経費にならないのが「長期平準定期保険」なのです。
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