町田市の税理士 高橋浩之 です。
「江戸しぐさ」ご存知ですか?
傘かしげ、肩引きなど耳にしたこと、ありますよね。
*傘かしげ:傘をさしてすれ違うときに、お互いすこし傘を外側に傾けること。
*肩引き:狭い道ですれ違うときに、お互いに肩を引くこと。
このように、江戸しぐさというと、日常生活における他人に対するちょっとした気遣いという印象です。
しかし、
『マンガ版「江戸しぐさ」入門』によると、
もともとは、江戸商人がお客さまと良い関係を築くためのノウハウがベースになっているのだとか。

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つまり、江戸しぐさは商人の知恵!
であれば、現代のビジネスに関わる私たちも活かさない手はありません。
たとえば、
「腕組みしぐさ」
腕組みや足組みは、衰運のしるしとしてタブー。
イス、テーブルに慣れている私たちは、ごく普通にやってしまいます。
でも特に腕組みは、相手を拒絶するポーズともいわれているので、気をつけたいところです。
「見越しのしぐさ」
最低でも翌年のお盆までの読みができていなければ、江戸商人としての資格がないといわれていたそうです。
現代ではさしずめ、経営計画書、ですかね。
その他にも、
「うかつあやまり」
「時泥棒をしない」
などなど。
故き(ふるき)を温ねて(たずねて)新しきを知る。
江戸商人の知恵には学ぶところが多そうです。
わたしが気に入った江戸しぐさは「呑気しぐさ」
問題は時が来なければ解決しないこともある。
時が来るまでは、焦らず、焦らず・・・
*単に怠けているわけではありません。
機が熟すのを待っているのです。
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