町田市の税理士 高橋浩之 です。
✓相続税がなければ、贈与税もないんだ
贈与税、ご存知ですよね。
生きている人から(←すこし表現は変ですが)財産をもらった人にかかる税金です。
この贈与税、実はあるものがなければ、ない税金なんです。
その〝あるもの〟とは?
それは、なんと、相続税。
相続税がなければ、贈与税もないのです。
言いかえれば、贈与税は相続税があるから、あるのです。
✓贈与税は相続税の抜け穴を防ぐためにある
たとえば、
相続税があって、贈与税がなければ、みんなどうしますかね?
死ぬ前に、つまり相続が始まる前に、どんどん贈与しますよね。
そうすれば、税金がかからないで、財産を移転できるのですから。
でも、それは、相続税の大きな抜け穴になっちゃう。
そこで、生前の贈与にも税金(=贈与税)をかけることにしたというわけ。
相続税の抜け穴がなくなって、めでたし、めでたし・・・
つまり、贈与税は、相続税の抜け穴を防ぐ補完のためにあるんですね。
税金のことは法律できまっています。 たとえば、法人税のことは法人税法で。 たとえば、所得税のことは所得税法で。 ところが、贈与税法という法律はないのです。 じゃあ、贈与税は法律がないのにかかってるのか、だって? もちろん、そんなことはなくて、贈与税のことは、相続税法の中に書いてあるんですね。 ![]() 贈与税は相続税の補完のためにあるんですからね。 法律としても独立していないのです。 |
*下の「いいね!」ボタンなどを押していただくと、とても励みになります。
少しでも「へぇ」と思ったかたは、どうぞよろしくお願いいたします。