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順風満帆な船出───、でないほうがうまくいく(?) の巻

町田市の税理士 高橋浩之 です。


順風満帆な船出───、でないほうがうまくいく(?) の巻

宅配便、コンビニ、ウォークマン。なんら関係もなさそうなこれらのサービス(商品)。共通点なさそうですよね。でも、じつはあるんです。ある共通点が・・・

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 *宅配便、コンビニ、ウォークマンに共通のことがらとは?


それは、順風満帆の船出───ではなかったこと。



むかしむかし、個人宅向けの配送は、郵便局の小包に限られていました。そのころの郵便局は国営。民間の業者は参入していなかったのです。理由は効率がわるいから。手間がかかる割には儲けがすくない(とおもわれていた)ので、民間業者はソッポを向いていたのです。そんな個人宅向けの配送に舵を切ろうとしたヤマト運輸の社長は、社内で猛反対をうけましたとさ。


むかしむかしの高度成長期のお話。そのころは、大きなお店でたくさんの品物を安く売る。これが主流。いわゆる大規模低価格販売です。コンビニはそのまったく逆の小規模定価販売です。日本初のコンビニ(セブンイレブン)は、そんな時代と業界の常識に逆行するかたちでスタートしたんですと。


直訳すると「歩行人」(?)。珍妙な和製英語を名に持つこの商品は、録音ができないという理由で、役立たずの烙印を押されました。再生しかできないなんて売れるわけない、と。でも、その後、その珍妙な和製英語─ウォークマン─はイギリスの権威ある辞書に掲載されるまで世界中にひろまっていきましたとさ。


なにか新しい商品やサービスを企画したときに、みながこぞって大反対。そんなのダメ! うまくいくわけない! そう言われるものほど取り組む価値がある。ひとが拒否反応を示すということは、それだけ斬新だから、といえますからね。

画期的な新商品のアイデアが浮かんだ!f:id:taxjolly:20150512072747p:plain:w180

カメラに通話機能をつける! ついでにインターネットへも接続できるようにする。電話ができて、ネットにもつながるカメラの誕生だ! 斬新なアイデアだなあ。みんな反対するかな。画期的すぎるからな。でも、宅急便、コンビニ、ウォークマンも最初は逆風だったらしいし。風当たりは先頭を行く者にもっとも強いのだ。

わすれないうちに、このスマホにメモして・・・んっ?




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