町田市の税理士 高橋浩之 です。
✓ 解散しても会社はなくならない、の巻
解散ときいて、あなたは何を連想しますか?
衆議院の解散。お笑いコンビの解散。それともホームレス中学生の「これからおのおの頑張って生きてください・・・・・・・・解散‼」ですかね? 解散にもいろいろあります。でも、解散というと要するに、散り散りになってなくなる、ということですよね。
■ 会社は解散登記によってなくなる?
会社だって解散します。会社は、解散の登記をすることによって、解散することができるのです。解散というと、散り散りになってなくなること。とすると、解散によって会社は消滅する?
*法務局で解散登記。これで会社は消滅?
■ 遠足は解散しても終わらない、会社だって・・・
むかしむかし、小学生のころの遠足。学校に戻ってきて、最後に先生は必ずこういったものでした。
「ここで解散します。でも、お家に帰るまでが遠足ですよ」
*うむ、そうか。解散しても遠足はまだ終わっていないのね。
遠足は解散しても終わらない。学校の先生はそう教えてくれました。
じつは、会社もそうなんですね。会社も解散したからといって終わらないんです。遠足と同じです。まだ、続くんですね。いつまで続くのかいうと、それは会社を清算するまで。
*うむ、そうか。解散しても会社はまだ終わらないのね。
会社には、いろいろややこしい権利や義務があります。それらをきれいさっぱりしなければ会社は終われません。解散したから、はい、おしまい、というわけにはいかないんですね。
この、会社にいろいろある権利や義務をきれいさっぱりすることを清算といいます。
会社を解散した。そう聞くと、会社は消滅した印象をうけます。でも、いったんは解散しても、清算するために、会社はつづくんです。清算してはじめて(いろいろをきれいさっぱりしてはじめて)、会社は消滅するんですね。
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