町田市の税理士 高橋浩之 です。
✓ ある日の経済面から
ある日の新聞の経済面です。それぞれの記事にこんな見出しがついていました。
〇〇社(具体的な社名)、純利益6.9倍に
□□社(具体的な社名)、最終46億円
うむ、〇〇社は純利益が前年より6.9倍になったんだな。□□社は最終が46億円なんだなとおもいます。
でも、純利益はわかるとして、最終ってなんだ? 純利益とはちがうものなのか?
✓ 呼び名は違えど、純利益と最終はおなじ意味
じつは、ここでいう純利益と最終はおなじものを指しているんですね。
「純利益」とは、その年度のあらゆる収入からすべての経費・損失を差し引いた残りのことをいいます。「最終」は最終利益の略で、その名のとおりすべてを計算し終えたあとの最終の利益のこと。つまり、呼び名は違えど、両者はおなじものというわけです。
おなじ紙面の記事で、おなじ意味のものをなぜ使い分けているかわかりませんが、純利益=最終。
ちなみに、「税引き後利益」といったらこれまたおなじものを指します。つまり、
純利益=最終(利益)=税引き後利益 |
おなじ意味なのにいろいろな呼び方があるんですね。
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