町田市の税理士 高橋浩之 です。
ニセこども電話相談
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マイナンバーを教えてくれないときは、どうしたらいいですか?
アナウンサー:〇〇〇ラジオこども電話相談です。こども達からの素朴な疑問や質問、難問に答えています。きょう最初は東京のお友達です。もし、も~し。最初にお名前を教えてください。
相談者:〇〇よしおです。
ア:よしおくんは何年生ですか?
相:小学1年生です。
ア:では、よしおくんの聞きたいことを言ってください。
相:うちの社員は、聞いてもマイナンバーを教えてくれません。どうしたらいいですか?
ア:はい、わかりました。では回答者の先生とお話ししてください。
回答者:よしおくん、こんにちは。
相:こんにちは。
回:いい質問だね。おっ、よしおくんは、マイナンバーの担当者なのかい?
相:うん。
回:そうか。担当者は社員からマイナンバーを教えてもらう役目があるよな。教えてくれないと、よしおくんは困るね。
相:うん、困る。
回:よしおくんはどうしたらいいとおもう?
相:わかんない。
回:うん、わかんないよね。わかんないから電話してんだもんね。でも、おじさんだってよくわかんねんだ。
相:えっ!?
ア:えっ!?
回:えっ、あ、いや、よしおくん。落ち着いて。落ち着いて。よしおくん、まあ、わかんないというのは言葉のあやであってだな・・・・・・・・お願いしなさい。
相:えっ?
回:お願いしなさい。
相:えっ?
回:要するに、お願いしなさい。
相:う、うん
回:つまり、お願いしなさい。
相:・・・・・・・・
回:がんばって、お願いしなさい。
相:・・・・・・・・
回:一生懸命、お願いしなさい。
相:・・・・・・・・
回:あきらめずに、お願いしなさい。
相:・・・・・・・・
回:とにかく、お願いしなさい。
相:・・・・・・・・
回:・・・・・・・・
相:・・・・・・・・
回:わははははは。わかったかな。
相:・・・・・・・・
回:わははははははは。おとなになったらわかるよ。わははははは
相:(プチッ、ツー、ツー、ツー)
■ 教えてもらえないときは、なんとかしなくてはならない
社員がマイナンバーを教えてくれない。なんとかしなくてはなりません。なんとかしなければ、会社は、役所に提出する書類にマイナンバーを記載しなければならないという義務に違反してしまいますから。
■ 会社は「お願いする」しかない
では、どうやってなんとかするのかといえば、「お願いする」しかありません。
「会社にとって、マイナンバーを書類に記載することは法令で定められた義務だから」と言ってお願いするしかないんですね。会社ができることはそれだけ? それだけです。社員にとっては、自身のマイナンバーを会社に教えなくても、罰則はありません。ですから、会社は「お願いする」しかないのです。
■ お願いした事実を記録しておくことが大切
お願いしても、結果としてダメだったということもあるでしょう。そんなときでも、お願いした事実を記録を残しておくことはとても大切です。「会社としては、これこれこのようにお願いした。でも、ダメだったんだよ・・・」こう説明できる記録を残しておきましょう。そうすることで、役所から「法令に違反してけしからん」と言われたときに抗弁ができますので。
ア:よしおくん。あれっ?、よしおく~ん。もし、も~し。あれっ?
相:(ツー、ツー、ツー・・・)
回:わはははははは。さようなら~
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