町田市の税理士 高橋浩之 です。
小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に最接近、地上から観測できるということで話題になりました。わたしもテレビの映像で見ました。点のようなものが移動するようすが、小さな虫がチョコマカ動いているようで可愛らしかったです。
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はやぶさプロジェクトは、ブラジルの虫を撃ち落とすくらいの難易度
虫といえば、こんなことはできるとおもいますか?「東京からブラジルの空を飛んでいる体長 5 ミリの虫に弾丸を命中させる」なんてことが。
*ブラジルの虫は・・・、ムリだろうねぇ
じつはこれ、初代はやぶさプロジェクトのむずかしさをたとえたもの。はやぶさを小惑星イトカワに到着させるのは、その距離と対象物の大きさからするとこのくらいの感覚らしいんですね。本当かいな。宇宙関係の距離感は壮大すぎてわけわかりません。でも、JAXA技術者のインタビュー記事に載っていたので間違いないでしょう。
大した技術です。ムリだとおもえることも、日本の技術者はそれをできると考えて実際に成功させた。本当に大したものです。
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はやぶさプロジェクト成功の鍵は、神頼み(?)
初代はやぶさは、一時音信不通になったことがあるそうです。そのとき、プロジェクトチームはなにをしたか? 行方不明になるかも知れないという最悪の事態に対しどんなリスクマネジメントをとったのでしょうか?
それは、なんと祈祷! みんなでお祈り!
*最先端のリスクマネジメントは、日本に古来伝えられる祈祷だった!
プロジェクトマネージャの川口淳一郎教授の著書(「はやぶさ式思考法」)で紹介されていました。東京からブラジルの虫を撃ち落す最先端技術を扱う科学者と神頼み(?)。この組み合わせは不思議ですねぇ。
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そして、根性
もうひとつ、異質な組み合わせが。川口教授は、初代はやぶさプロジェクトの成功の要因を「技術より根性」とコメントしていた! 東京からブラジルの虫を撃ち落とすに必要だったのは、技術よりも根性だったのだ!
*根性を鍛える日本の伝統的な行事のようす
そのあと、技術あっての根性と補足してます。でも、どうしてもやり遂げたいという気持ちの強さがなによりも大切。これを川口教授は言いたかったんじゃないかな。なにをするにも通じることですね。

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