町田市の税理士 高橋浩之 です。
経費になるか、ならないか。これは利益を左右し、税金の額を左右します。会社にとって大きな問題ですね。
経費になるかならないかは、その支払いが払いっぱなしかどうかにかかっています。ある支払いが払いっぱなしで、戻ってくることがなければ経費。そうでなく、なんらかの形で戻ってくるのであれば経費にならない。こういうことになっています(その前に、会社の事業に関係していなければいけませんけど)。
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期間のきまっていない生命保険料は経費にならない
ひとが死んでおりる生命保険には、ふたつ種類があります。期間がきまっている保険と期間がきまっていない保険です。
期間がきまっていない保険は、無期限。いつ死んでもOK。死ぬまで有効です。ひとは絶対に死ぬ(⇒この事実は重要です)ので、保険金も絶対におりる。これは、保険料は払いっぱなしではないことを意味します。ですから、このタイプの保険の保険料を、会社でいくら支払っても経費にならないんですね。
*終身保険の保険料は経費にならない
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期間のきまっている生命保険料は経費になる
では、期間のきまっている生命保険の保険料は? いつからいつまでと期間がきまっていて、その間に死ねば保険金がおりる保険です。うまく(?)その期間内に死ねば払いっぱなしになりません。でも、そうでないと払いっぱなしになってしまう。
ひとは絶対に死ぬけど、いつかはわからない。保険料が払いっぱなしにならないと確約されているわけではない。ということで、会社が支払うその保険料は経費です。
*定期保険の保険料は経費になる
ふたつのタイプの生命保険。最初のタイプを終身保険。あとのタイプを定期保険といいます。それぞれの保険料は支払い時に、
●終身保険⇒経費にならない
●定期保険⇒経費になる(ただし、経費になる時期には、いろいろなパターンあり)
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