町田市の税理士 高橋浩之 です。
2017年(平成29年)からスイッチOTC薬の所得控除制度ができます。
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すぐに医者に頼らず、まずは自分で
スイッチOTC薬の控除は、医療費控除の弟分的な位置づけです。キーワードはセルフメディケーション。んっ? セルフメディケーション? あまり聞かんな。
セルフは自ら。メディケーションは治療。つまり、自分で治す。
国としては、増える一方の国民医療費を抑えたいという思惑があります。すぐに医者に頼るのではなく、軽い身体の不調は自分で手当てして治してほしい。でも、気合で治せというのもムリがある。やっぱり薬がいる。よし、税制面でも後押ししようじゃないか。スイッチOTC薬を買ったら、税金で控除する制度をつくるよ。これからは自分の健康は自分で責任をもつ時代の到来だ! スイッチOTC薬の控除ができた背景です。
*すぐに医者に頼らず、まずは自分で!
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ところで、スイッチOTC薬って?
わかった。スイッチOTC薬を買えば、税金で控除があるんだな。でも、これまたあまり聞かんな。スイッチOTC薬っていったい何だ?
もともと医師の処方箋が必要だった薬が、安全性が確認されたため市販薬に転換(スイッチ)されたのがスイッチOTC薬です。これに対して、最初から市販薬として認められていた薬はダイレクトOTC薬といいます。
スイッチOTC薬もダイレクトOTC薬もどちらも市販薬。つまり薬局で買える薬です。スイッチOTC薬の控除のためにはこの両者の区別をしなければなりません。でも、素人のわたし達にはスイッチだかダイレクトだか区別がつきませんよね。それは困るね、ということで、スイッチOTC薬には「税額控除対象」のマークがつくことになりました。
*パッケージのこのマークが目印!
※OTC⇒Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)
⇒カウンター越しの販売
⇒対面販売
*日本の伝統的なOver The Counter(対面販売)のようす
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