町田の税理士 高橋浩之 です。
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キャッシュリッチ企業のキャッシュ割合は、ほぼ100%
キャッシュリッチなる言葉があります。単に会社の資産が多いだけではない。資産に占める預貯金の量が多いことを指してそう称します。日本語の「金持ち」をカッコつけていっただけじゃないか。←こう言われればそのとおりですが・・・
ある経済誌にキャッシュリッチ企業のランキングがありました。それによると、第1位企業の資産に占めるキャッシュの割合は、なんと98.2%! これはすごい。資産のほぼすべてがキャッシュです。現金商売(←掛売上がない)で、在庫がない。さらに自前の設備もない。ないないづくしの会社です。
ないないづくしでも、キャッシュは多い。売掛金や在庫の多い会社に比べてどうでしょう? 売掛金はもらえない可能性はゼロじゃないし、在庫も不良在庫になることだってある。同じ持つなら、キャッシュのほうが安全だし、頼もしい。ということで、キャッシュリッチ企業の相対的な財務的評価は高くなります。社長としてはキャッシュが多いと、夜も安心して眠れるはず。
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キャッシュリッチ企業に対する冷ややかな目も
その一方、キャッシュリッチ企業に対する冷ややかな目も。すなわち、将来を見据えての投資をしていない(←将来の業績悪化が不安だ)。配当という株主への還元をしていない。お金の効果的な使い道がわからず単に持て余しているだけ・・・。
あなたの会社が持っているキャッシュ。あなたは、会社が持つべき理想のキャッシュ量のイメージはついていますか。
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