町田の税理士 高橋浩之 です。
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行動〝しないこと〟の大切さ
最近ちがう二冊の本で、行動しないことの大切さを学びました。行動することの大切さにあらず。行動“しないこと”の大切さです。
*なにもしないことの大切さ!?
人は、答えが出ないことに耐えられず、早まって誤った判断を下すことが多い。正しい判断のためには、しばらく答えが出ない「宙ぶらりん」の状態に耐える習慣づけが必要である。
──『本質を見抜く「考え方」』(中西輝政著)
華やかに行動する人を世間は称賛する。それに対して、事前に慎重に検討してあえて行動しないことには誰も注目しない。だが、作為と無細工は車の両輪であり、いずれも同等に大切なものである。
──『プロ弁護士の思考術』(矢部正秋著)
たとえば、なにか困難に直面したとき。早く解決して楽になりたい。モヤモヤした気持ちで過ごしたくない。→性急に行動したくなります。
行動することで気は紛れます。それに、わたしたちは子どものころから、行動することがよし、という刷り込みがされてきました。行動する=積極的=いい。行動しない=消極的=よくない。結果、行動するのが「できる人」という思い込みができてしまったようにおもえます。
でも、これからは行動しないという選択肢も持とう。つらくても、モヤモヤした状態に耐える強さを持とうと思おう。思うことは、達成のための第一歩だから。
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翌朝には状況が改善していることだってある!
と、ここまで書いたところ、以前出会ったこんな言葉を思い出しました。
なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況は改善しているはずだ。
──コリン・パウエル(元アメリカ国務長官)
初めてこの言葉を聞いたときは、なんてムシがいい考えなんだ。寝ている間に状況が改善に向かっているなんて、そんなことあるかいな。こうおもいました。でも、これだって行動しないことの大切さに通じるものがありますよね。
*この間にも状況は改善しつつある!?

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