町田の税理士 高橋浩之 です。
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電子申告の利用率は、中小企業のほうが高い
電子申告という制度があります。ご存知のかたも多いでしょう。税金の申告書を紙で出すのではなく、データで送信するというもの。
その電子申告の利用率、大企業と中小企業とではどちらが高いとおもいますか? IT環境は大企業のほうが整っているはず。ゆえに大企業のほうが高い。中小企業はまだまだだな。こうおもいますかね。でも、意外や意外。中小企業のほうが進んでいるのです。
*電子申告は、中小企業のほうがすすんでいる
その大きな理由は、中小企業は税理士が申告しているケースが多いこと。税理士が電子申告をすれば、電子申告の利用率は上がる。電子申告は便利だし、コストはゼロに近い。税理士の中では電子申告がほぼ当たり前になっています。中小企業の利用率は高くて当然ですね(ちなみにわたしの事務所は100%電子申告です)。
*電子申告の知名度がアップした今ではそんなことありませんよ(もちろん、テータ受信メールがありますので)。
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電子申告が義務になる
これに対して、大企業。独自の会計システムを使って、申告書の提出は会社が自ら行っていることが多い。申告書の提出には税理士が関与していない。電子申告したからといって税金が安くなるわけじゃないし、やり方を変えるのは面倒くさい。今までどおりでいいや。こんな感じ(?)で電子申告が思ったように進んでいないんですね。
タイトルにある75%と52%。これは、電子申告の利用率です。中小企業=75%、大企業=52%というわけ。
国としては、書類の多い大企業の電子申告を進めたい思惑があるんでしょうね。→電子申告が義務になるとの報道がありました。罰則はおそらくつかないでしょう。でも、これで大企業も重い(?)腰を上げることになるんでしょうか。
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