町田の税理士 高橋浩之 です。
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会社でおきた特別なことは決算書でわかるようにする
ふだんの実力はこうなんだけどさ、たまたま想定外のことがあって不本意な結果になっちゃたよ。こんなときは、そのふだんどおりの実力を何らかの方法で明らかにしていおいたほうがいい。そう思いますよね?
*これは、ふだんの実力どおりじゃないですよね?
会社だってそう。最終的には赤字であっても、たまたま想定外の特別なことがあったから赤字なんだ。それがなきゃ黒字さ。そんな事情があるなら、たまたまおきたことを決算書で一目瞭然になるようにしましょう。そうすることによって、ふだんの実力がプラスであること(=経常利益が黒字であること)を明らかにできるので。
◆会社のふだんの実力をあらわしたのが「経常利益」。特別なことを抜きにしたときの会社の利益です。〝けいつね〟なんて言い方をするときも。一方、たまたまあった特別なことによる損失を「特別損失」といいます。
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最終的な利益が変わるわけではないけれど・・・
たとえば、固定資産を売ったときの損失や前期以前の損益の修正などは、特別損失。さらに、役員や従業員に対する退職金や貸倒れ損失などもよく中身をみて、臨時的・特別なものかどうかを検討する。もし、そういう要素があるなら特別損失としましょう。
特別損失にしたからといって、最終的な利益が変わるわけではありません。でも、会社のふだんの実力(=経常利益)をアピールすることができる。うちは、こんなことがなければ黒字なんだ!
*ふだんの実力を見せつけろ!
そんなアピールしてなんの得になる? もちろん、税金対策じゃない。銀行に会社のふだんの実力を正しく知ってもらう。そう、これは、銀行対策のひとつなのです。
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