町田の税理士 高橋浩之 です。
会社は、株主の要求があれば決算書を見せなければなりません。いやだいやだは通用しないんですね。
では、もう一歩中身に踏み込んで、帳簿書類はどうでしょう? 決算書のもとになった帳簿書類。決算書からはうかがい知れない明細の世界です。株主であるあなたは、会社に対して帳簿書類を見せてと言えるのでしょうか? 明細の世界へ踏み込めるのでしょうか? さて──
*果たして、この要求はとおるのか
■■■
3%以上の持株割合があれば見せてもらえる!
株主は、会社の帳簿書類を見ることができます。ただし、条件付き。その条件は、持株割合。3%以上の持株割合が必要です。3%以上の持株割合があれば、会社に請求して帳簿書類を見ることができる!
会社の決算書は見るのに条件などありません。それに対して、帳簿書類を見るハードルは高いというわけですね。もちろん、それは決算書からはうかがい知れない世界を知ることができるから。
■■■
具体的な理由がなければならない
帳簿書類を見るためには、さらに、要件がもうひとつ。
株主は、請求のときに、見たい理由を明らかにしなければならないのです。
しかも、
その理由は具体的である必要があります。興味があって、とか、面白そうだから(?)なんて理由は問題外。もっと具体的に──たとえば、
このように具体的でなければ、会社に請求を拒否されても仕方ないのです。
*下の「いいね!」ボタンなどを押していただくと、とても励みになります。
少しでも「へぇ」と思ったかたは、どうぞよろしくお願いいたします。