町田の税理士 高橋浩之 です。
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税金払ったほうがいいは、白ける話?
会社に利益がでそうだ。税金のことが気にかかる。いったいいくらの税金を払うことになるんだい? どうにか減らしたいなあ。
そんな気持ちの社長にお話しすることがあります。税金を支払うのは、まあ喜んで、ということにはなりませんけど、税金を払いたくないだけで無理にお金を使うのはよくないです。目先の節税で得したようでも、ちょっと長い目でみれば、じつは損した、なんてことは多いですから。利益をしっかり出す。税金を支払う。このほうが会社に残るお金は多い。それが会社のため。
こういった考えの税理士はたくさんいます。でも、社長にそんな話をして白けた雰囲気になったと、ある同業者がこぼしていました。社長の気持ちを推察するに──この人(税理士のこと)は何言ってくれちゃってるんだろうね。税理士なんだからまず節税でしょ。税金払ったほうがいいなんて、白けること言わないでよ──と、こういうことなんでしょうかね。
*ははあ、表に出てこない節税ですか。それは、なにやらよからぬことのような気がするね。
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実例。もっとも多くの税金を支払う会社が・・・
税理士さんはそう言うけど、それは税理士の発想。みんななにかしら節税対策してるみたいじゃん。うちだけしないのは、乗り遅れるような気がするんだ。──そういった気持ちはわからないではありません。でも、こんな実例も。
わたしの事務所のお客さんで、もっとも多くの税金を支払う会社。その会社が、もっとも多くの手元現金を持っています。その社長は、節税にあまり興味がないようにみえます。口では「税金が高い」とぼやくことはあるけれど、よくある節税対策に手を出すことはしない。もちろん知らないのではなく、よく仕組みを理解したうえでそういう判断をしています。
*もっとも多くの税金を支払う会社が、もっとも多くのキャッシュを持っていた!
利益を出して税金払ったほうがお金は残る。そんなことは誰にでもわかりきったこと。でもそんな当たり前のことをするのには、じつは勇気がいることかもしれませんね。
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