町田の税理士 高橋浩之 です。
”ホニャララ等” といった表現がありますよね。今回のテーマは、この ”等” です。
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”等” をつけると安心する
”等” は便利ですよね。書くほうからすると、”等” の中にいろいろなものを含めた気になれます。これはどうなの? と聞かれても、それは ”等” の中に入ってるよと言うことができる。安心です。
逆に、”等” をつけないと言い切る形になってしまう。何となく不安になって、ついつい ”等” をつけたくなります。その気持ちはよくわかる。
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育児するのはパパママだけじゃないからOK
わたしは業界内のある広報誌の校正に携わっています。ある号の誌面に「育児中のパパママ等」との表記が。育児するのはパパママなんだから ”等” はおかしいんじゃない? こう思ったところ───育児するのはパパママに限らない。じいじばあば、おじおば、なんてこともあるかもしれない。”等” によってそれらの人を排除しないことになるのでOK。とこういうことになりました。なるほど ”等” は奥が深い。

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土地等、請求書等とは?
税金の世界では、 ”等” が頻繁に登場します。
たとえば土地等。一般的には、土地等といったら土地と建物、つまり不動産という括りでとらえる人が多いかもしれない。でも、税金の世界で土地等といったら土地と借地権等(出た!”等”)のこと。建物は入りません。
では、請求書等は? 消費税では、請求書等を保存しないといけないことになっています。ほう、請求書等の保存ねえ。ということは、領収書は保存しなくていいのかな。とこう思いたくもなりますが、さにあらず。請求書等の ”等” の中に領収書が含まれている。したがって、もちろん領収書も保存の要あり。
ついついつけたくなる ”等” 。でも、つけるとおかしなことになるときもあるので、ご注意を。

日常会話に ”等” はそぐわない(?)
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