町田の税理士 高橋浩之 です。
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かわす言葉は「今年も猛暑になればいいですね」
夏は暑ければ暑いほどいい。私どものお客さまにこんな会社があります。気温の上昇とともに業績もぐんぐんとアップするというわけです。逆に一番恐れるは、冷夏。
その会社の決算は3月で、申告するのは5月末です。申告書への署名のため、毎年お会いするその時期に、必ずかわす言葉があります。曰く。
世の中の望みはどうあれ、その瞬間、社長と私の願いは、猛暑です。

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3月決算にはわけがある!
その会社はさきほどもお話ししたとおり、3月決算です。でも、もともとは10月決算だったものを、3月に変更したんですね。
売上が天候に左右されやすい会社です。猛暑だと売上もあがるけど、冷夏なら落ち込みます。つまり、7月~9月あたりの天候次第で、決算内容がよくもなったり、悪くもなったり。決算が10月だと、売上の変動が激しい時期が直前すぎて、予測がままならない。また、なにか手を打ちたくても、猛暑の夏は本業で手一杯・・・
でも、3月決算なら───直前の1月~3月は売上の変動がすくない。予測も立てやすいし、決算対策にも余裕をもって取り組める。これが事業年度を変えた理由です。
売上の季節変動が大きな会社は、繁忙期が事業年度の前半期にくるようにするのもいいかもしれませんよ。
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