町田の税理士 高橋浩之 です。
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所得税を計算したら、なんと100円!
今は確定申告の真っただ中。あるかたの所得税の計算をしたときのことです。算出された税額は、なんと100円。所得税に限らず、税額は、100円未満の端数は切り捨てることになっています。99円納付することはないわけです。ということは、現代日本で納付する最小の税額は100円。その最小税額100円が我が事務所で計算された!
これは、いわゆる一つのメークミラクルじゃないか。税金の計算は、様々な要素が複雑にからまり合います。その結果の100円。なかなかできることじゃない。こう思いつつご本人にその旨を報告すると、いわく。───税金100円? どうにかならないんかいな?───つまり、ゼロにならないかとおっしゃる。
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銀行の窓口で100円納付するのは、なんとなく照れ臭い
無理やりどうにかしたら、脱税ですから、それはダメです。もちろん、そのかたも本気でどうにかしてほしいと思ってはいないはず。ちょっとした軽口。でも、そう言いたくなる気持ちもわかります。
忙しい合間を縫って銀行へ。さんざん待たされ、窓口で文句のひとつも言いつつ、納付する税金は───100円。なんとなく照れ臭い。できればそれは避けたい。こんな気持ちです。


その気持ちが通じたわけではないけれど、その後、すこし所得控除が上積みできることが判明しました。結果、税金はゼロに。めでたし、めでたし(?)。もちろん、無理やりどうにかしたわけではありませんので、誤解なきよう。
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