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うそをつく男~配偶者控除に日割りはない~、の巻

町田の税理士 高橋浩之 です。


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うそをつく男

春。
羊飼いの男がいた。くる日もくる日もおなじことの繰り返し。男はあきあきしてしまい、ちょっといたずらをしたくなった。男は、大声を上げた。「結婚するぞ! 結婚するぞ!」あの羊飼いもついに結婚か。やれ相手はだれだ。やれ新居はどこだ。やれ披露宴、やれ祝儀・・・大騒ぎする人々を見て男は大爆笑。ひとしきり大爆笑した後、男は言った。

「景気わるいから延期する」

◆ ◆ ◆
秋。
味をしめた男は、ふたたび大声を上げた。「結婚するぞ! おれの所得は900万円以下だ」「結婚するぞ! 配偶者と一緒に暮らすぞ」「結婚するぞ! 配偶者の給与年収は150万円以下だ」「結婚するぞ! 配偶者に給与は支払わない」男の言葉に、またもや人々は大騒ぎ。そのようすに満足した男、遊びにきていた外国のお友達が帰るとこう言った。

「あたらしい判断で延期する」

◆ ◆ ◆

冬。
大晦日が近づいてきた。男は顔色を変えて、大声をあげた。「結婚するぞ! 入籍だ!」「事実婚じゃないぞ!」けれどもみなは知らんぷり。「また延期するさ」だれも男を信じなかったのである。

でも、こんどはほんとうに結婚した。2度あることは、3度なかったのだ。虚をつかれた村は大混乱。羊はすべてオオカミに食べられてしまった。かわいそうなことだ。そのさなか、男はひとり静かに配偶者控除(38万円)を受けたのである。

◆ ◆ ◆

たとえ年末に結婚しようとも、ほかの要件をみたしていれば、配偶者控除は受けられる。結婚していた日数は関係ない。つまり、配偶者控除に日割りはない。このことをこの話は解き明かしてくれる。



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