町田の税理士 高橋浩之 です。
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よし、それは売上とは関係ないから固定費だ!
先日(2021.3.16)の日経新聞に、会社がつかう固定費が大きく減っているとの記事がでていました。いうまでもなく、いまの社会情勢(コロナ禍)による影響です。
固定費とは、売上高の増減に関係なく出ていく経費のこと。家賃などが代表例。と、これが典型的な固定費の説明です。

でも、これだと、その語感も手伝って、固定費は、毎月一定額、あるいは毎月固定的に(毎月もれなく)発生するのものだと思ってしまう。でも、そうではありません。
たとえば、2年に一度の車検代。たとえば、3年に一度の事務所の更新料。これらも固定費です。なぜなら、売上高が増えたの減ったのとは、関係がないから。売上高が増えたから、車検を通すわけではなく、事務所の更新をしたから売上高が増えるわけでもない。とにかく、売上高の増減とリンクしなければ、固定費。たとえ、それが数年に一度の支払いであっても。
会社の固定費はいくら? この疑問にこたえるとき、固定費を一つひとつ拾い上げていくのは得策ではありません。会社の総経費のうち、変動費はなにかを決めて、それ以外はすべて固定費とする。実務的には、こうしないとわけがわからなくなります。いや、でも、じゃあ、“変動費” っていったいなに?
それはまた次回。
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